自分に自慢することがなければ親族の自慢、それも叶わなければ友人自慢となる人が時折いる。
そして私は我が駄犬のチビを自慢しよう。
姿形はお世辞にも見事とは言えない。4月に来られるお客様のロングヘヤーチワワなどは一目で判る高そうな純血種。目はクルクル、鼻がツーンと上を向き毅然と構えている。
それに比べ、同じチワワの血が入っているとは言え、足は短く胴は太くで「ツチノコみたい」と言われたり「ホットドッグみたいな体つき」と言う人もいた。
短足からするとミニチュアーダックスフンドの血も入っているのだろう。
しかし賢い。物心つく時から犬のいない生活をしたことがないと言う友人から「インテリジェント」と言われたし、他の人も「利口ね~。」と言ってくれる。
(犬の利口さをインテリジェントと表現するとは初めて知った)
教えたわけでもないのに紐なしで一緒に歩道を歩くし、庭に遊ばしておいても車道には飛び出さない。
難点を言えば、先日のように私の腕の中にいる限り私の方に近づく人を唸って威嚇したり手を噛む。
そしてお客様が席を立とうとしたとたん「帰えってくれるな!」と狂ったように怒り吠え始める。
そのため初めて来られた方には前もって注意をしておく。
胡桃の大きさもないだろうチビの脳みそでも彼なりに考えて行動する様子を見てください。
お座りをして待っていたチビは、”よし!”の掛け声と共にロープに向かって
走って行き、口にくわえ私の方に持ってくる
ここで必ずチビは立ち止まって考え込みます 私のところにくるには階段が
一段あるのです チビは犬ながら階段が上がれません
スヨンから「ヤー、お前は犬か豚か?」と馬鹿にされています
今回は口で長いロープを廊下の端まで引っ張っていくことにしました
時には鼻でロープを段の下に落とすこともあります 気分次第です
それからチビは下に降ります (左の黄色とブルーの箱はチビの踏み台
これがないと一段の段差が上がれないのです)
そしてチビは下からロープを引っ張り落として私に持ってきます
短いロープの時は、廊下の終わりで考えることなく口にくわえたまま
躊躇することなく下りてきます
上の長いロープを初めて投げた時、チビの行動には我が目を疑ってしまった
偶然かと思い、何度か試したが同じ行動をする
自分の足の長さに比べてロープが長すぎることを自覚しているとしか考えられ
ません きっと足にロープがまとわり付くのが恐いのでしょう