ポン太と言う名の男

 朝、日本の粂原さんとの話の中でポン太が体調を悪くして入院をしたようだと聞かされた。
その上、私の夢を見て「ひでえ目にあったよ。」と言ったそう。
あのカチ豆が弾けたように元気なポン太が、、。日本時間の夜11時ながら急いで電話をしてお母様から様子を聞いた。仕事のしすぎからだそう。
一見無責任男まかり通る風なのだが、本来は責任感が強く熱血漢で義に厚くと、近頃ではとんとお目にかかれないタイプ。真面目な上、周りの雰囲気を楽しくさせたいがため常に気を遣っているから精神的にも疲れが出たのだろう。
お母様が「いいかげん男みたいですけど、根は真面目だったのですね~。」と、ケラケラ笑うのが可笑しい。
 彼がNH州へ高校留学した時からのお付き合いだから十年チョットとなる。何年か前は私がお世話をした留学生で社会人となった過っての学生達へ、彼が音頭を取って日本へ招待してくれた。
その中の一人で兄弟留学だったため「お兄ちゃん」と呼ばれていた秋山君が私の写真をお見舞いに持って行ったそう。お母様が「枕元に写真が置かれていました。」と笑っていた。それでポン太は私の悪夢に悩まされたのだろう。30歳近くなっても永久に彼等は高校時代。
吉本興業で才能を生かせと勧めたほど、彼はユーモアの才がある。きっと病院でも同じ病室の人々を楽しくさせるため気を遣っていることだろう。
(本当は雄太と言う立派な名前があるが、もったいないと私がポン太と名付け、以後それで通っている)

 サリドマイドが、癌への治療効果があると夕方のニュース。主人の親友の一人息子が被害者だった。私達が初めてその子に会った時は未だ9歳くらいだったと思う。母親はショックから精神が侵され入退院を繰り返し、子供はどこか施設に預けていた。
最後に会った時、大きくなった息子から「どうして生んだ!」と罵られ、国からの手当て金を「俺のものだ!」と父親を殴って奪い家は修羅場、使い果たすと戻ってくると泣いていた。
「生まれた時”どうしますか?”と暗に聞かれ”生かして下さい!”と言ってしまったのです。」と搾り出すように苦しげな声で彼は言った。
Wikipediaでは、日本での被害者は309人とある。あの子もその一人だったのだ。

   日陰にたたずむと吹く風が心地よい
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        韓国語でチャメと呼ばれる、この果物は大分では”まくわ瓜”と言う
        お店で見た時は嬉しかった!
        西洋メロンは舌に射すようで余り頂かないが、この瓜は昔懐かしく甘さも好き
        調べると渡来したのは縄文時代、明治時代にはメロンとして売り出され、それ
        からこの形のメロンパンが作られたそう
        メロンの味がしないのに、何故にメロンパン?と不思議だった謎がやっと解けた
        このマクワ瓜とスペインメロンを交配させたものが”マスクメロン”だったとは、、、
        インターネットで、また一つ勉強をした
        日本の通販で6個入りが3,000円プラス500円の送料には仰天!
        お店の6倍以上値となる  昔は庶民の果物だったはず
        熟れすぎるとスヨンが持って帰ってくる  それは、それは美味しい
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        チビと散歩しながら、たわわに実る桃の成長を楽しみにしていた
        主と初めて話すことが出来「後一週間すれば甘味たっぷりよ。遠慮せず持って
        いって」と言う
        ちなみに一つもいで口にしたが固いながら微かに甘味があった
by arata-tamiko | 2008-08-27 13:32 | 諸々の出来事


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