頑張って!   9/26/07

  スヨンが生まれて初めてパーマをかけた。「私、どう?綺麗になった?」としきりに聞いていたが、真っ直ぐな髪の毛は女性を若く見せると言う事に気づいた。彼女が希望したヘヤースタイルは都会的な顔立ちの女性用だから彼女向きではなかった。
 以前お店でオカズ作りをしていたパクさんから「主人が釣ってきた魚でメウンタンを一緒に食べよう。」と電話があり、スヨンがパーマをかけてもらっている最中だからと断わると「なら、そっちに行って作るから。」と、魚だけでなく全部の材料を持って友人と来た。韓国人と言う人種は食べることに情熱をかけるのに感心させられる。二人とも私を見るや、ポカ~ンとした顔。友人は明らかに整形の目で、聞きたい思いを必死に我慢。
 二日前に来られた前田さんの友人と先日Cape Codに行った友人親子の三人をボストン市内観光に御案内。二日前に来られたYさんが私の一番好物の食べ物を聞いたことから、昼食はお寿司にしよう、、となってCafe Sushiに行った。店内に入り私の方から顔、首そして両手の黒点を説明して、店主の奥さんにも「しなさい、しなさい。」と勧める。常連客の日本女性からも、いろいろ質問をされ最後に「頑張ってくださいね。」と言われた。この「頑張って!」と言う言葉は、とても日本的あいまいな表現だと思う。悲嘆にくれている人々にもニュースキャスターなどが、この言葉で最後を締めくくる。絶望の渕に立ち一寸先も考えられない人々に向かって「頑張って!」とは、一見同情心に溢れ労わるようだが、ずいぶんと心のこもらない無責任な言葉に聞こえる。つい「いったい何を頑張るのですか?」と、口をついてしまった。「エッ?ほら、痛みとか治りとかに、、、。」「痛みは全く無いと先ほど言いましたけど。それに日数が経たないと自然治癒もしませんし。」と言ってしまったが、嫌味だった。年取っても人間が練れずに困ったものだ。
 夜のニュースで見た福田新総理の顔、シミだらけ。この人にも勧めたい衝動に駆られる。
   夏が戻ったような蒸し暑さ 日中蝉、夜は秋虫が鳴く 蝶々も飛んでいる
頑張って!   9/26/07_d0024276_23592082.jpg

                      朴さんの御主人が釣ってきた魚
by arata-tamiko | 2007-09-28 00:00


<< 馬鹿な質問をする人たち   9... 日本学生のマナーの悪さ   9... >>