これは美味しい!   7/23/07

 チョ グァヌのCDが早、横浜のFさんから届いた。彼女の選曲が沢山入っている中に、私が聴きたいファルネッリもあり嬉しかった。ちなみにとYou Tubeで「カウンターテナー」と、探してみると、白黒画像から現代活躍の人々も次々と観れて時間が経つのを忘れるほど。米良の映像もあったが、彼を見るたびに他の惑星から来た人のように感じてしまう。
 お礼のメールに「もし彼が承諾してくれるなら11月のコンサートで”鳳仙花”を歌ってくれないか?」と添えた。1919年の3・1抗日独立運動を日本留学中に知った洪蘭坡と言う人物は、自分のヴァイオリンを売って支援。その時、彼が作曲したものに友人が詩をつけたそうだが、四季のうつろいを鳳仙花に寄せている。国を滅ぼされた民族の悲しみの意味が込められているそうだ。ある偶然で始めて耳にした時、意味は分からないながら不思議なメロディーに切々と胸を打たれ調べてみた。歌唱禁止令が出たほどだから、よほど愛されたのだろう。しかし今でもこの歌を必修として小学校唱歌で取り入れているところが韓国たる所以。
 横浜大桟橋のガラス張りレストランの洒落たパンフレットも同封されていたので、スヨンに見せると「オモ、オモ、オモ」と驚愕の言葉を発する。その後「私の結婚式は、ここに決めた!タミコからの祝い金は50%引きでいい。」に、私は「それで式はいつごろの予定なのよ?」「それが問題なのよ。私が男を好きでも、男が私を好きになってくれないのよ。」と、笑わせてくれる。
 夜二人で韓国のホットを焼いて食べた。これは誰でも病みつきになるほどの美味しさ。
30年前の韓国では、見たことも食べたこともない。食料品、特に砂糖などは統制されていたから、このホットは国がある程度豊かになって出てきた食べ物だと聞いたことがある。熱いのホットと餅のトックの合成語らしい。町のいたるところで屋台を見た。
釜山の繁華街にある映画館の前で、日本語を話す若い男性が作る屋台のホットは繁盛していた。汗をダラダラ流しながらお金を扱った同じ手に油を塗ってもち米の団子をこね中身を詰めている。中身は甘いニッケ砂糖とナッツ。、たっぷり詰まっていても未だ甘いのが好きな客は、容器に入ったニッケ砂糖とナッツの中に齧ったホットを突っ込んでは食べている。それを団子の中に詰めているのだから、不衛生と言った驚きより昔の日本の夜店を見る思いでほほえましかった。

   何と言う気候 日中も寒く窓をしめる
これは美味しい!   7/23/07_d0024276_23273196.jpg

              値段は$4.99で15枚は焼ける 一人2枚で満腹
これは美味しい!   7/23/07_d0024276_23322356.jpg

              規定の水を粉に加え5分練った後、2時間室温で寝かす
              何故に餅粉が緑色かと訊くと「お茶が健康に良いと
              今ブーム ゆえにお茶粉が入っている。」そうだ。
              これが残念だった。
これは美味しい!   7/23/07_d0024276_2335363.jpg

                 中身の各種ナッツが混じるニッケ黒砂糖
これは美味しい!   7/23/07_d0024276_23364530.jpg

              餅粉なので手に油を塗って中身を包み団子状にして
              油をたっぷりしいた熱いフライパンにのせる
これは美味しい!   7/23/07_d0024276_23384180.jpg
 
                    箱に付いてくる、この押し型で何度か押す
これは美味しい!   7/23/07_d0024276_23413855.jpg

              両面に焦げ目がついたら出来上がり 冷えても美味しい
これは美味しい!   7/23/07_d0024276_2359226.jpg

              焼けるような陽射しの中、ホット作り
              左手にオデン、右手に売上金いれの箱がある
              彼からもらった釣り銭には練った粉がついていた。
                     (釜山の映画館前にて)


              
by arata-tamiko | 2007-07-25 23:45


<< 興味ある三人の意見   7/2... 部落対抗意識   7/22/07 >>