耳が遠くなったなんて、、、。   5/30/07

 目が覚めて早速「ゆきゆきて神軍」の残りを観始めた。画面の音声を上げてもスピーカーの音量を一杯にしても聴きにくく、スヨンに訊いてみた。私のソフトはヒョンウーが韓国のものを入れたせいでDVDを入れると韓国語で出てくる。スヨンは何箇所かをクリックした後「分らない。悪いけど貴女の耳が遠くなったのよ。」と言ったのには酷いショックを受けた。高月さんに助けを求めると、チャチャッと調べて「ここを見てください。Waveの矢印が下に来ています。」と、上げると何の問題もなく鮮明な音量と音声。スヨンから言われたことを話すと大笑い。
 このドキュメンタリー映画、感想は?と聞かれても答える言葉が見つからない。ニューギニア戦で生き残った奥崎と言う名の一人の兵士が、かっての所属部隊のうち、ウェワク残留隊で隊長による部下射殺事件があったことを知り、彼は遺族とともに真相究明に乗りだす。なぜに終戦後23日も経ってから、二人の兵士は銃殺刑となったのか?その処刑に関わった6人は、40年近く経って何事もなかったように平和に孫達と暮らす日々。その中を奥崎は、その家族達の目の前で執拗に時には暴力で持って問い詰めていく狂気。南方の島々の中でもニューギニアは一番悲惨、弱った兵士は、いつ仲間の餌食になるかと恐怖で寝ることも出来なかった、お尻の肉が削り取られた兵士の死体が多かった等と書かれたものは読んだことはある。今回このフィルムで初めて人間の極限状態の実態を人の口から聴いた。
 近所の韓国人女性、Mさんから夕食に招かれる。ご主人が日本人だから気を遣わずに質問が出来るし本音も聞ける。話を聞いた彼女は「スヨンは日本を知らない典型的な韓国人よ。でもそんな人が沢山いますよ。私も18歳で日本に来た時はスヨンと同じでした。韓国人はサッカーゲームで最下位から2番目でもいいのです。その下に日本がいたら。」と、ケラケラ笑う。
スヨンのことを好きであればあるほど、彼女の洗脳された思想を悔しく気の毒に思う。同居人として友人として、これほど仲良くしているのに、こうやって国と国となるとシックリせず気まずくなることがある。言葉が分かれば「今時、ミスのタイトルが欲しいと賄賂のお金を出してくれるような人を鐘や太鼓を叩いて日本中探したって見つかりはしませんよ。」と言ってあげたかった。

   曇りもよう
by arata-tamiko | 2007-06-01 13:09


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