家族の到着   4/12/07

  朝の9時になったとたん「観てくれた?」とMさんから電話あり。「もちろん見に行きましたよ!」「どこの席だった?」「彼の顔が真正面に見えました。」「もうチョット具体的に言ってよ。」「網が前にありました。」「ネット裏かな?」「何ですか?そのネット裏とは?」「いいよ。だいたい分った。」と言った会話。「それでどうだった?」「イチローって本物も格好良いんですね~。」に「オイ、オイもうそれ止めてよ~。」と言われた。審判が厳しすぎたと彼の意見だった。
 彼の家族が到着する夕方5時着の便は大雨で一時間遅れとなる。私一人で迎えに行く予定だったが、この大雨でゲームは中止となり「オレも行くよ!」と5時半ころ電話が入る。一刻も早く家族や一緒に来る愛犬、愛猫に会いたい気持ちは分るが、こんな大男一人が増えると荷物が積めない恐れがある。「家で待っていてください。」とお願いして一寸先が見えないほどの大雨の中出かけた。
 出てくる搭乗客の中に韓国から戻ったReliableのジミーがいた。Skypeで奥さんと何度も話しているから会った瞬間からお互いに親しみを感じた。ティーンネイジャーの娘さんはお父さんソックリ。禁句だとは聞いていたが「似ている!」と言うと「もう嫌だ~。」と言う言葉が跳ね返ってくる。
アパートに着くとロビーで待っていたMさんが待ちかねたように飛び出してきた。早速犬をケージから出してあげると24時間我慢していたオシッコを気持ち良さそうにし始めた。一昼夜飲み物だけで狭いケージに入れられているのは、どんなに不安だっただろう。猫はニャンニャン鳴いていた。室内は片付けられベッドも綺麗に用意されて家族を想う彼の愛情がヒシヒシと伝わる。アパートは家族だけでなく動物たちも多いに気に入ったようで走り回っていた。部屋の壁一面に張られた鏡の自分や猫を真剣な眼差しで見つめ、その後急いで隣の部屋に走っていく犬に私達は大笑いをした。家族に試合の様子を話しながら奥さんに「聞いてよ、この話。”どうだった?”と聴いたら”イチローが格好良かった!”だけだもんな。ひでぇ~よ。」に彼女は大笑い。
Mさんはレッドソックスにも雇われているので選手達の話を奥さんに聞かせている。選手の中でみつ編みをした黒人がいる。彼がバットを構えるたびに大歓声が沸いていた。凄い年棒らしい。その選手が大の日本贔屓で松坂の入団を喜び日本語も覚えようとしているそうだ。私は選手の話より英語が全く駄目なMさんが選手の名前を覚えているのに感心した。それを聞くと「こんだけ毎日会ってれば英語が駄目なオレでも覚えてしまうよ。だけどよく間違って呼んでいるけどな。」と笑っていた。野球シーズンは家を留守にする事が多いため、家族を案じる彼に「貴方の旅行中は。。。心配しないで。」と話す私に「旅行じゃーないって。それだったら大輔もオレも喜んで行くって!」と言うのに皆でまた大笑い。
家族と一緒に来た長年の友人も囲んで深夜近くの11時まで話に華が咲く。

   朝ミゾレ混じりの雨 午後から大雨 深夜に止む
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                   チビへのお土産 笑ってしまった
by arata-tamiko | 2007-04-13 22:48


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