貴女が不味ければ私も不味い   3/25/07

 今日は私の誕生日だった。私の歳には、もう主人は生きていなかったと誕生日を迎える度に思ってしまう。昨夜、操さんが例年のごとく夕食を誘ってくれたが、私は彼女の誕生日も知らないし、彼女も全くその事は意に介さない。
 用事があって東京のチカちゃんに電話をかけた。チカちゃんの話で傑作だったのが、彼女の友人がワザワザボストンから電話をかけてきて「あの人、あの店で何をしているの?」と、私のことを聞いてきたそうだ。私に直接聞けば良いものを。ヨシ君がしゃべれるようになっていたのは驚き。
 今夜到着のI先生夫婦のお弁当と、お店の女の子たちにもオニギリを作ってお店に行った。昼食が不味い時は6時くらいになるとお腹がすいてしまう。
27歳オッパーが洒落た民族衣装風のデザイン服で来た。母親手作りだそうだが、プロ顔負けのデザインと凝った作り。
私の後ろに吊り下がっているテレホンカードの何かの種類が欲しいと客が私に言う。意味が分らず聞き返し、これか?と指差すと「そうだ。わが国の人が画かれている。。。」と言う。私が「分った。」と、カードを取りながら韓国国歌の一部分”わが国万歳!”を歌うと、客も店員達も大笑いをする。
白魚のような小魚を薄く敷き詰め海苔の形状をしたものがある。いったいどうやって食べるのか?と思っていたが、今日買った客が帰った後スヨンに聞いてみた。作り方を話した後「それは、それは美味しいのよ。」と言うので「作ったことあるの?」と聞くと、未だ一度もないと言う。コチジャンとシロップを混ぜたものを塗ってから火に炙るだけの簡単なもの。これならスヨンでも大丈夫と、「今度作ってみて。」とお願いした。すると「不味く出来上がったらどうするの?」と聞くので「その時は貴女が食べればいいでしょう?」と言った。「貴女が食べて不味いと思ったものを、どうして私が美味しいと思うのか!」と怒っていた。そう言われれば確かに一理ある。
お店で顔なじみの日本女性二人が広告を持ってきた。家系を調べて幸せを。。。とか何とか書かれている。「是非セミナーに来て下さい。」と言われたので「私は、そういったものに全く興味はありません。」と言うと「何に興味があるのですか?」と聞く。だから「韓国ドラマです。」と答えた。「聴けば”なるほど”と思って、面白いですよ。」と言うので「そうですか?私なんか、そう言った話には”そんな事あるもんか!”と反発心しか起こらないのです。」と言ってしまった。
幸福は自分が作り上げるもの。先祖は私を見守ってくれるもの。
 7時過ぎにお店を出て飛行場に向かう。飛行機は定刻どおり到着。画像を送ってもらった時「南国顔ですね。」とメールすると、宮崎生まれとの事。御夫婦とも、無料で頂いた家財道具を今夜見て驚いていた。綺麗な室内と見事な夜景にI先生は一人で声を出して笑っているので「嬉しいですか?」と聞くと「えぇー。」と素直に返事。
同じ建物に住む二家族を紹介したので、今夜もし困ったことがあっても心配はないと思う。
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                         一週間で倍の丈となった

   少し積もった雪は午前中には溶ける

   
by arata-tamiko | 2007-03-26 12:51


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