時は流れる   10/18/06

 朝の10時近く、久しぶりにEちゃんから電話。彼女とは二十数年前に日本レストランで一緒に働いた仲で、今でも昔のまま「ちゃん」づけで呼んでいる。「余り良い知らせではないのだけど。。。」と、当時の同僚二人の死を告げた。一人は私より少し年上のKさんで、数ヶ月前にReliableで十数年ぶりに会った。本人から大腸癌だと知らされたが、昔の綺麗だった面影は全く残っていないほどの痩せように驚かされた。あの時5分ほどでも話が出来て良かったと思う。
それよりもショックだったのがRさんの自殺だった。彼女は私より7歳くらい若かったのではないだろうか。。。私が未だ車の運転が出来ない時に彼女が職場まで一緒に乗せてくれた。だけどヘッド ウェイトレスから「人を甘やかすと、つけあがる。」と脅かされ、チップの入りが良い週末のスケジュールが欲しく、彼女は私を同乗することを止めた。でも彼女とは洋裁と言う同じ趣味がある事が分り、後日とても仲良くなった経緯がある。彼女の歳なら日本に未だご両親が健在かもしれない。それに4歳の孫が第一発見者だと言う。彼女の笑顔しか思い出せない。
 お昼はスヨンを連れてCafe Sushiに行ったが、初めて日本レストランでお寿司を食べたのではないだろうか。大喜び。隣に座る三十代半ばの女性は、アメリカ人定番の焼き鳥弁当を食べながら、私達のチラシ寿司をチラチラ見つめる。声をかけると二人とも日本人か?と聞くのにスヨンを韓国人と紹介する。「叔父さんが上海で勤務をしているが、中国語とは違うのか?」と聞かれ「もっと勉強しなさいよ!」と言いたくなった。「日本人は中国人を嫌いでしょう?」と言うので「心配ないわ。中国人も日本人を嫌いだから。」とたしなめてあげた。「今度はそのチラシを試してみるわ。」と言う彼女に「スシ シェフに素晴らしい笑顔をあげると、上に乗る刺身が一切れ増えますよ。」と真面目な顔で言ってあげた。タマさんもお店の息子さんも笑っている。
この後、彼女のお土産買いのため30分かけてDanversのファイリーン ベイスメントまで出かけた。三本マフラーを買ったが、親族全部にお土産を買っていくようす。フッドコートでコヒーを飲んでいると、「オマヤー!」と韓国語で女性の驚きの声がするのに見ればReliableでよく見かけるお客さんの一人。三人で話が弾んで今度一緒に食事を。。。と言う話になった。スヨンに誰か良い人はいないだろうか?と聞くと、彼女は15年前に離婚をして今は完全なるキャリアウーマン。「私だって15年間見つけれないのよ。」と笑っていた。人間的にとても魅力的な人だ。

   午前中は曇り 午後晴天 
by arata-tamiko | 2006-10-19 13:08


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