これって日本語?   10/7/06

 未だお会いしたことのない呉氏から電話がかかった。83歳の彼を我が家に招待して、歴史に興味のある人で集まり日本統治時代の朝鮮半島そして朝鮮戦争の体験などを聴く計画をしていた。一度お会いしたいとの電話で、午前中にReliableに出かける。左手親指の関節炎手術をしたそうでギブスから覗く何本かの指は未だ腫れが引いてない。暫く静養をしなければならず、また来月はカリフォルニアに行くそうで集まりについては未だ日にちを約束出来ないと言う。そして韓国の「南北平和統一研究所」から出版された「北朝鮮のジレンマ」と言う小冊子を彼が日本語訳にしたものを「読んでください。」と手渡された。家に戻りザーッと目を通したが、彼の駆使する日本語の技量には舌を巻いた。だけど私は正直このような実情には余り興味がなく、彼の体験談を聴きたいと言う野次馬根性的なものに過ぎないから、呉氏に何かすまなくなった。
 そのままお店に働き、週末に時折来られる日本人の御夫婦と今日初めて話をした。そして20年前、グロスターで会っている事が判り、お互いに記憶がないまま「そうですか!久しぶりですね~。」と三人で頭を下げ笑った。
 袋入りの甘栗を「これは案外美味しいですよね。」と若い日本人の奥さんに言うと「そうですよね。よく買うんですよ。」と言う。隣で聞いたご主人は「いつ食べてんの?僕未だ一度も食べたことないよ。」に「きっと美味しいものは隠れて一人で食べているんですよ。だから貴方はそんなに細いのですね。」と言うと「言ってやってくださいよ。」と、ご主人。笑いながら帰る奥さんに「美味しいものは仲良く二人で食べてくださいね。」と後ろから声をかけると、奥さんは素直に「はい!」と返事。
 内田さん御夫婦が、ローレンス小学校で催す日本料理バザーの相談をされる。主人のジミーにお願いすると快く食品を寄付してくれた。先日リンカーン小学校のバザーの件も相談され、ジミーにお願いした。彼は太っ腹だから気持ちがいい。
 余り英語がしゃべれぬ南米系の客が酷いアクセントで「アボカドー。アボカドー。」と聞くのにミニが「アボカドーて、いったいこの人は何を言っているの?」と英語の分らぬスヨンに聞いた。
スヨンも頭をかしげていたが「分った!この人は日本語で何か”ありがとう!”と言っている。」と離れた私に声を上げて聞く。近くに寄って客の発音を聞けば「アヴァカード」のことだった。
漫才のようなやり取りのミニとスヨン。スヨンはまた酷い風邪を引きかけている。我が家のチビが、ふかした薩摩芋が大好きだとスヨンに話すと、帰りしな彼女は売り物のふかし芋を買って私にくれる。本当に彼女は心優しい。
 同じ場所に、これから住むYさんご家族に波多野さんを今朝紹介したが、早速波多野さんは会ってくれたようでYさんから喜びのメールが夜入っていた。

   夕方より冷え込む 未だ暖房の入っていないアパートの住人は寒さで震えているようだ
by arata-tamiko | 2006-10-08 13:48


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