胸の高鳴り   5/13/06

今朝は7時起き。Reliableの店主、ジミーから「餅アイスクリーム」の宣伝を頼まれたので、早めに出かける。NJ州を朝の6時出発したと言う日本語をしゃべる韓国人がトラックで何箱も運んで来た。彼は新しい包丁とプラスティックのまな板も用意して、雪見大福一つを6切れに切ってお客様に試食してもらうように指導した。でも、どう考えたって土台無理な話し。アイスクリームだから溶けるのが当たり前。それをこんなに小さく切っているのだから、何秒も経たない内に完全に溶けて食べれたものではない。それに今日は雨足強く、お店に入ってくる人は寒さで震えている。そんな人達に、アイスクリームを食べろと言う方が無理だ。彼が立ち去った後は、もう面倒なので、お客様には丸ごと試食してもらった。

 チカちゃんのお母様から「杠先生」のお名前「杠」と呼ばれる木の興味深いお話を聴いた。この木にはオスとメスがあり、メスの木の根元は赤いそうだ。普通は秋になると葉っぱは枯れ、春に新芽が出てくるのに、この杠と言う木は新芽が出てきてから、去年の葉っぱは枯れていく。だから代々子孫に譲る。。。と言った意味でもお目出度い木でもある。チカちゃんの実家に植えられている杠は新芽が沢山伸びて、去年の葉っぱはバナナの皮のように垂れ下がっていると言う。不思議な木があるものだ。

 渕さんから電話があり、韓国映画について談笑する。「素晴らしい演技を見ると、胸の高鳴りを覚えますよね?」と言ったのには驚かされた。「エッ?貴女のような人でも、そんな高鳴りがあるの?」「その、何と言うか背筋が寒くなるような感動です。」と言うが、彼女は火事に遭遇しても走ることなく歩いて逃げるのでは。。。と思うほど落ち着いている。その人から、こんな言葉を聞かされて意外だった。今度は「マラソン」を貸すことになった。2年後に日本に戻った彼女は、目をかけてくれている教授から「アメリカで何を得てきましたか?」と聞かれたら「異文化です。韓国では挨拶代わりに”ご飯食べたか?”と言う事を知りました。」と言い出すのではないだろうか?

   実に寒い この雨はいったい、いつに止むのだろう。
by arata-tamiko | 2006-05-14 11:43


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