スヨンへお詫びの品   4/29/06

 朝、渕さんがチビを最後の散歩に連れて行ってくれた。初めは犬を怖がっていた彼女だったが、慣れてくるとチビをとても可愛がり、私が「そんなに可愛い?」と聞いてしまう程、ドラマを観ながらでも撫でていた。チビも寂しくなるだろう。
 彼女が入居するアパートは綺麗に掃除をされ、彼女はとても満足。全部の荷を二人で運び込み一応お世話が終わった。One Bedの空きがなく、大家の提案で一応2Bedに住みながらOne Bedの空きを待つ・・・になったが、余りの広さに彼女は不安げ。「7月に来る御主人と”かくれんぼ”が出来て良いかもよ。」とからかった。

 この後Reliableに働きに行く。お店のコーナーではNYから会社の人が来て「まるこめ味噌」の宣伝をしている。サインが良くなく私がもっと目立つように書き直してあげた。今日は何故か暇な土曜日で、こんな時はスヨンはお客と冗談を言い合って時間を費やしている。毎週土曜日に来る若い男性二人が「アニハセヨ!」と頭を下げて挨拶をする。その一人が何袋かの栗饅頭やどら焼きを買っているので日本から送られてきた「ぬれ甘納豆」の小袋を一つ上げた。するとスヨンが「私には一つもくれなくって!彼女は若い美男のチョンガー(独身男性)には親切なんだから。」と冗談を言うと、彼は顔を赤くして「僕は韓国に妻がいますから。」と甘納豆を返そうとしたのには大笑いしてしまった。
 スヨンにお見合い話を持ってきた男性が、沢山の豚の三枚肉と自家製のタレを彼女にプレゼントしたので「あれ?彼が貴女を好きだったの?」と聞くと「違うわよ。これはお詫びなのよ。」と話をしてくれた。気が進まないお見合い話しを私達が「もう二度とないチャンスかもしれないから。」と強く押したので、彼女は承諾したそうだ。ところがお見合いの日、待ち合わせ時間を40分待っても相手は現れず、彼女は家に帰ったと言う。それで紹介者の男性がお詫びの印を持ってきたと言う訳。でもお詫びの品も、いかにも韓国で笑ってしまう。
 菅沼さんから私にとても必要なものを沢山頂いた。助かる!波多野さんご家族が来られたが良君がしゃべり始めたのには驚かされた。
 お客様の一人から携帯に電話が入り、車が故障してエンジンがスタートしないと言う。ドアを開ける時に鍵のボタンを押したかどうかを聞くと「押しました。」と言う。結局AAAに来てもらいディーラーまで引っ張ってもらうことになった。また電話が来てAAAの人が原因を見つけてくれたそうだ。やはり盗難防止が作動してエンジンがスタートしていなかった。一旦車内に入ってエンジンをスタートする前に、中からドアを開けるとエンジンはスタートしなくなる。車を購入した時に説明をしているが忘れてしまう人が結構いて皆パニック状態で電話をかけてくる。

メールのファイルの並びが変になり日本の高月さんに電話をして又彼が私のコンピューターに入り修正してくれる。
 渕さんから夜電話あり。「寝室にベッドが運びこまれたのですが、右壁まで未だ2メートル以上、上下にも大きな空間があって、それはそれで落ち着かないのです。狭い場所に慣れてしまっているので、この空間をどうやって埋めたらいいのか・・・と落ち着かないのです。」「貴女は御主人とかくれんぼをするんでしょう?広い方が走りやすいわよ。」と二人で笑い転げた。

   どうして風がこんなに冷たいのか・・・・。
by arata-tamiko | 2006-04-30 12:58


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