ツアーガイド   10/4/05

 流石に昨夜は8時半に熟睡してしまった。10時過ぎに鳴る電話のベルの音をかすかに聞きながら「今起き上がったら又眠れなくなる・・・。」と一生懸命無視する。
 実に快適な朝を迎え 、チビの散歩に出かける。昨夜湯でトウモロコシを食べさせ効果てきめん。気持ち良さそうなチビの顔。これで便秘解消。
 昨日やっと入居出来たMさん宅へComcastが2時に来る事になっているので、テレビや他の家庭用品の買い物にWatertownのモールに出かける。買い物品をアパートに運びこんだ後一旦別れ、私は家に戻り銀行に行く。
 先週までトレイニングされていた黒人の青年が今日は1人立ちして窓口で働いている。私を覚えていて手を上げニコリと笑うので「サァ~、あなたがどれくらい仕事をこなせるか、私が試験をして上げましょう。」と小切手を何枚か渡す。総て終了した後、この好青年が「他にありませんか?」と聞くので「完璧よ。この銀行にこれから働く事を私が許すわ。」と言うと「自分に取って最高の日にしてくれた!」とやり返す。やはり地方銀行は大銀行に比べてパーソナルタッチと言う暖かい人の触れ合いがある。
 午後の3時半、一緒に不動産屋に出かけ契約書をもらった後、同じ建物に住む田中さんご家族をご紹介する。田中さんはコッチを娘さんと一緒に楽しまれたそうで今夜2巻目を見るのが楽しみとの事。ご自分のお母様に、とても見せたいドラマだと言う。
それから近くに住む同じ年の4歳の娘さんを持つ芹川さんをご紹介したので、日本人のお友達作りに関しては心配ないと思う。

 夕方チビの散歩から帰宅すると、ボストンにある日系の旅行社から仕事の依頼が入っていた。もう8年ほど前まではツアーの仕事もしていたが、それ以来お断りをしている。日本人は何故かツアーガイドは若くて可愛い女性と言ったイメージを持つのか、ツアーの間に聞かれる質問はいつもだいたい似たようなものだった。

1)もう何年アメリカに住んでいるのか?
2)どのくらいガイドをしているのか?
3)どうしてアメリカに来たのか?
4)主人や子供はいるのか?

 3番目辺りから聞き手の言わんとしている事が、だいたい想像できるので相手に興味がない場合は、喜びそうな可哀相な物語に仕立てて相手をしていた。国際結婚をしたが離婚して、身より無く、この歳までガイドをしている・・・などと言うと「そうですか・・・。」と哀れみの目で見てくれる。
旅行社は今日本からのツアーラッシュで人手がなく困り果てた末、私にまで電話をかけてきたそう。
私の作り話を知っている彼は「このグループは新田さんより年配者の人々ですから同情されません。お願いします!」と言われるが、来週は学校ツアーがあって一週間留守にするのでお断りする。
以前満鉄関係の年配者のツアーをしたが、この人々から語られる昔の想い出話しは本を読むより面白かった。

 チカちゃんのお母さんに電話をすると、彼女は先週末に孫を何日間か預かるために一日で名古屋ー東京と往復運転したそうだ。外科医のご主人は手術中のため連絡つかず出発したそうで、夜遅く名古屋に戻る途中でご主人に電話をしたが運転している事も車中にお孫さんが居る事も話していなかった。朝、ご主人から「何時に戻ったの?」と聞かれ、初めて事情を話し可愛い孫の寝顔を見たご主人の驚きと喜び、想像に余る。

 野田先生より今月の一日に男子誕生との知らせをメールで頂く。”おめでとう!”
これが又しゃれた方法でMGHからメールが入り、それに野田先生が指定されたパスワードを入れると赤ちゃんの画像と共に情報が流れてくる。

 今11時半頃に車購入の方をご紹介したいと言う森先生から電話を頂く。世界広しと言えども、このような内容の電話を深夜にもらう人も余りいないだろう。皆様私の夜更かしをご存知のようだ。

 日中気持ち良い温度
by arata-tamiko | 2005-10-05 12:12


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