詐欺まがいの車の延長保障プラン   7/7/13

留学中のお客様だけでなく、既に帰国をされた方からも、何らかの問題ごとの相談を受けるが、今回のようなケースは初めて。

Xさんは、「Please call immediately」と、書かれた手紙を受け取った。
そこには、半年前に購入をしたToyota車の車種と年式等の情報が詳しく書かれていることで、彼は、「これは、Toyotaか保険会社からに違いない。」と、思い込んでしまった。
「早急に、7月18日までに、この番号に電話をしなさい。」に、驚いた彼は、「、「なんらかの保険に加入をしないといけないのか。」と自分から電話をしてしまったのだから、それこそ相手の思う壺で、”飛んで火に入る夏の虫”と、言ったところ。

話を聞き終わった私は、仰天してしまった。
「まさか、カード番号を教えていないでしょうね!」と、確認をすると、「あの~、デビッドカードの番号を上げました。」には、「そんな馬鹿な、、、。」と、絶句をしてしまった。
「すぐに、その手紙を添付ファイルにして送って。カード番号、口座番号もね。」と、お願いする。

Bank of Americaで、いつも対応してくれる親切な行員のAに、「詳しく話している時間が無いの。この人のカードを、すぐに無効にして!」と、かいつまんで話し、Xさんに、「これから、すぐに銀行に行きなさい。」と、電話。
待ち受けていた行員のAは、Xさんの持つカードを無効にして、再発行してくれた。

「あと一年半で日本に帰国をする。」と、Xさんは言ったそうだが、相手は聞く耳を持たず、早口で話される英語も理解できず、その上に威圧的な態度と心理作戦にかかり、加入を承諾してしまった。
そして、受け取った明細書には、保障年月日は「2018年、7月30日」まで。
請求額は、「$2,993」と書かれていた。

Xさんは、追加の自動車保険だと思い込んだようで、「この手紙は、Toyotaとは、全く関係ありません。それに貴方は、すでに保険の加入をしているのに、どうしてまた別の保険に入る必要があるのですか!どうして、そんな会社に電話をする前に、私に”これは何ですか?”と、電話をしてくれなかったのですか!」と、叱ってしまった。
そして、御夫婦二人に、「相手が何を言っているのか理解できない時は、”Yes”などと、絶対に言ってはいけません。”No English”と、電話を切りなさい!」と、もっと叱ってしまった。

明日の月曜日に、Xさんの奥様のふりをして、キャンセル電話をするが、うまくいくかどうか。
英語力がない人に、つけこんで(嫌な表現だが)、卑怯なことをする相手をみると、フツフツと闘志が湧いてくる。

   暑さ少々増しになる

  この遊びと発想力!  1:25分のところで、ロボットが”こんにちわ!”と、言うのも、ご愛嬌
by arata-tamiko | 2013-07-08 11:20 | 車と保険に関したこと


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