私の友、Pat   9/23/05

  昨夜の夜の10時半ごろに自動車保険のI塚先生の奥様より電話があり、公共のパーキングで他の車に接触してしまったが気が動転してしまい手際よく始末が出来なかったので、どうしたら良いでしょうか?と聞かれる。
その車の持ち主を待ち続けたが戻って来ず、相手の車を念入りに調べたが傷一つ見つからないので、ナンバープレートの番号を書きとめて帰宅して、今やっとご主人と連絡が取れたそうだ。ご主人から「どうして自分の電話番号だけでも書いた紙をワイパーに挟んでおかなかったのか?」と叱られたそうで、とても不安な様子。
「今夜はもうユックリ休まれてください。明日保険会社に電話をして日本語の通訳を通して事の成り行きを説明してください。そうすれば、あなたが当て逃げでないと言うことも証明できますから。そして見積もりの書類が郵送されてきましたら修理工場にアポを取ります。何も心配する事はありませんよ。」と不安を取り除く。
 今朝はご主人から「保険会社の人と話しました。」とのメールがあり、その中で昨夜の夜遅い電話に恐縮の言葉が書かれているが、私に取っては10時半なんて未だ宵の口。これから夜が始まろうとする時間帯である。しかもご丁寧に「保険会社から電話がありまして、相手の方に電話をしてくれるそうです。安心しました。」と又メールで連絡を頂く。(ナンバープレートを控えておいたので、相手が判る。)
 「世の中、貴方のような人々ばかりだと戦争もないし、日本も今のようになってはいないでしょう。」とお礼のメールに書き添えた。

 久しぶりにアメリカ人の友人Patに電話をする。彼女とは私がGloucesterとRockportに住んでいた時からの友人で16年間のお付き合いとなる。何も分らなかった時の私を、とても暖かく真心込めて助けてくれた、かけがえのない友である。2年前に腰の大手術をした後、激痛に悩まされ、それから二度に渡る手術を受けたが今ではウオカー無しでは歩行困難となってしまった。頭の切れる行動的な太っ腹でありながら細やかな思い遣りの女性で、彼女からどれほどの事を学んだことだろう。
 このようになってしまった彼女には電話を掛け辛く、ついご無沙汰をしてしまう。彼女もそれを察しているから一言も自分の身体の事に触れず、私も聞かない。5人いる子供の1人で40歳近くなる娘さんがショッピングモールで突然気を失い、来週に心臓手術を受けるそうだ。それもなかなか複雑らしく「ほら、丸ごとチキンの胸を開く時に胸の骨をパッチン、パッチンと切るでしょう?」と手術の過程を説明してくれる。このPatから泣き言や愚痴を聞かされた事は一度もない。苦しい時ほどユーモアを交えて明るく話をしてくれる。彼女から教えられる事は未だ沢山残っている。

 気持ちの良い一日
by arata-tamiko | 2005-09-24 14:13


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