Bed Bath & Beyondに働く50代ロシア人のスベトラーナを暫く見ていなかったが、いつものカウンターで働いている彼女を久しぶりに見かけ、お世話をしている若いMさんご夫妻に「彼女を驚かせるから。」と言って、レジの衝立の陰に隠れた。
Mさんたちが買われた品物を無心にスキャンしている彼女に向かって
”ワッ!”と飛び出すと、彼女はニコッとするだけ。
「どうして驚かないの?」
「だって衝立の向こうで、この人たちと話している貴女の声が聞こえたもの。」
「人が必死になって驚かそうとしたのだから、驚いてよ。もう一度やり直し!」
「用意できた?行くわよ。」
「OK!」
「ワッ!」と、大声で再び私は飛び出す。
「ヒャー!」と、スベトラーナは両手を広げて驚いたポーズをする。
若いお客さんたちは爆笑で笑いが止まらない。
銀行で、このお二人が持ってきたトラベラーズチェックが入っていた紙袋を丸めて遠くのゴミ箱へ投げ入れる。
いつも担当をしてくれる”のんきな父さん”のようなMが
「ナイス シュート!」と褒めるので「拍手をするの。」と言うとパチパチ。
若い二人もゲラゲラ笑いながら一緒に拍手!
姉から「その方たちお客様なのでしょう?」と叱られた。
「人生はすべからず笑いがなければ駄目よ。」と若い二人に教訓をたれておいた。
木々の花々が次々と咲き始める
私の蜜柑好きを知っているHマートの店員が「蜜柑が甘いよ。」と教えて
くれたので、二人に選ばせた。