一ヶ月前に生まれた赤ちゃんを入れて4人の子供たちと母親、そしてお祖父ちゃん、お祖母ちゃんの総勢7人を子供たちの父親であるM先生と2台のバンでお迎えに行った。
最近はAir Canadaで来る方が多く、時間通りの到着。
40日ぶりに再会した父親を見た子供たちは大はしゃぎで飛びついてくる。
三歳足らずの男の子は少しはにかみながらも手を出して抱っこをねだる。
この子は上に二人いるせいか、よくしゃべるし車中で歌っている歌も音程に狂いがなく感心させられた。
私は
”民族の移動”と表現したが、機内持ち込みも含めて20個ある荷物を指して、お祖父ちゃんは
「もう乞食の集まりの移動ですよ。」と私に申し訳なさそうに笑う。
マスコミが流すアメリカの怖いイメージが頭にある先生の御両親は、家に向かう車中から家々が立ち並ぶ風景や満開に咲き誇る桜や梨科の花々を眺めながら
「綺麗ですね~。全く違いますね。」と溜息をもらしていた。
家に御家族を降ろしながら、先に到着していた先生に「町に入って二車線になったとたん、なまいきに私を追い越して隣をさ~っと行きましたね。」と言うと「全然気づきませんでした。すみません。」と謝る先生に奥様も御両親も大笑い。
去年、義兄の病気検査チームの一人だったM先生を真心もってお世話をしなさいと姉から言われていたのに、からかったことを姉が知ったら怒られてしまう。
先生は御家族を迎えて、とても幸せそうだった。
晴天
チビを散歩させる公園の池の亀も春に浮かれてノコノコ出てきたばかりに捕まっていた