几帳面な義兄らしく、こちらの朝7時きっかりに昨日手術を受けた姉の様子を電話してきた。
私と同じ腹腔鏡下手術で腸を20センチの長さを切り取り出血も少なかったと聞き、兄と喜びあう。
私が腎臓癌と診断された日、すぐ姉に
「出血は体の異変の赤信号だから気をつけてよ!」と注意を促しておくと、一週間後に「私もあったのよ。どうしょう?」と電話が入った。
「すぐに病院に電話をしてよ!」と強く勧め、診断の結果は腸に一センチほどの腫瘍が見つかり
「イボを取るほど簡単ですから。」と言われ一晩泊まりの手術を受けた。
この後、私の日本一時帰国が決まり「腸もきれいになったし、遠出して美味しいものの食べ歩きでもしましょう。」と、私の日程に添って計画をしていたところ
「取り去った腫瘍の根元が既に癌になっていた。」と病院から検査結果の知らせ。
我が家の姉妹に共通する
「なにごとも悲観的に受け入れない。」の気質で、姉と「手術の結果が悪かったとしても、もう一度会えるのだから
”良し!”としないとね。姉が癌と知らずして、日本に戻ることを決めたのは、きっと何かの神様がそうしてくれたのよ。」と、二人して悲壮感は全くなく喜びあった。
ベッドに横たわる母親の大事を取って、息子に見舞いは数日してからするように話したと言う義兄に「何を言っての。私なんか翌朝から
”歩け、歩け!”と強制されたわ。」に驚いていた。
このまま順調にいけば、私が姉宅にいくころには退院をした姉と四方山話ができる。
感動のプロポーズ作戦を見つけました!
こんな男性なら、彼女は生涯笑いに包まれ幸せに暮らすでしょう。
兄から映画館に誘われた女性は何も知らず映画を見始めます。
「自分は古い人間かもしれないが、、、、。」と彼女の父親に結婚の許しを得る彼女の
恋人。
父親の娘を自分がどれほど大事に思っているかを話す彼の言葉の数々は心打たれます。
どんなに愛した娘でもいつかは巣立ちして自分の道を歩き始める、、、と言ったくだりで
タンポポが映し出される演出。
映画が始まり父親と恋人二人の声を聴いたとたん「???」と、いぶかる女性の表情。
左下に映し出される彼女の一挙一動も見ものです。
見終わったあと、ほのぼのした気持ちにさせられます。
晴天