なんて間がいいんでしょう   12/3/10

 何かの神が助けてくれたのか運の良さが続き三家族のお世話を無事終わらすことが出来た。
中でも一番の幸運だったのが自動車事故を目前にして巻き込まれなかったこと。 

Harvard Sq.の中心地で2台前を走るジープが急に車線を左に変えたとたん大きな衝撃音!
車高が高いジープのため後方の私達は何が起こったか見ることが出来なかったが、前の車が右によけようとしているので私も真似をして逃げ切った。
このジープの前の右側全体が大分の方言で言うところの「深く大きくもげている。」状態で地面に液状のものがドクドクと流れ出している。
隣の車から男性が慌てて飛び出し液に指を濡らし嗅いだあと警察に電話をしていた。
 夕方のラッシュに中央車線だったから、もう数分遅れていたら混雑から逃げ出すことはできなかっただろう。 
赤ちゃんもいれて合計5人を乗せていたから強運だったとしか言いようがない。

 このあとYさんの荷物を地下のパーキング場に運びいれようとすると受け取ったリモートコントロールが何度押しても作動しない。
事務所は閉まっているしで困りきっているところにガレージに入ろうとする車が後ろにきた。
暗がりで目をこらして車内をみると私のお客様だったMさん御家族のよう。
相手も同じ思いだったようで車全体を進入させずドアが閉まらぬようにドアの下で待っている。
「Mさん!」と大声を出すと「やっぱり!」となって難なくパーキング場に入ることができた。
幼い子供さん二人が「新田さんだ!」と気づいてくれたそう。
久しぶりに会った二人変わらずニコニコで抱きしめてしまった。
後で5歳の妹は「新田さんところの子供になる。」と言ったそうで益々愛らしく思ってしまう。

 翌日お客様とReliableに行くと半年ぶりに韓国の友人である金さんご夫婦とバッタリ!
奥さんと抱き合って喜び合った。
Hさんと同じく戦前の日本語教育を受けたお二人は日本語がお上手で奥さんのお父様は昔の朝鮮で日本映画の輸入ビジネスをしていた。
お祖父さまは朝鮮におけるイギリスの石油会社の重役だったそうで百年以上前に書かれた英文手紙だけでなく達筆な筆運びに驚かされる。
彼女が所有する見事な日本の屋敷と庭園で撮られた百年前のセピア色の写真の数々など興味深い。

   晴天
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          隣の家の屋根ふきをして働く南米からの職人達、たいした時間給でも
          ないだろうに真っ暗になっても寒空の中トンテンカンと必死に働いている
          留守の主人に代わって熱いコーヒーを出してあげた
by arata-tamiko | 2010-12-06 02:30 | 諸々の出来事


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