買い物   7/8/05

  帰国まじかのT先生は車を個人売買で売りたく、掲示板で買い手を見つけた。ところがチョットしたことで傷をつけてしまい修理に出した時、何気なしにディーラーの引取り価格を聞くと、自分が相手に提示しようと考えていた値段よりも$1,500も高かったそうだ。
それで考えていた売値に$1,500を加算して話が決まったと言うから、これこそ「災い転じて福となる。」のたとえだろう。

 今夜見知らぬ日本の女性から電話が入る。私のお客様のお母様のお友達だそうで、Brooklineに住む娘さんの子供さんが一週間近く具合が悪く、医者には診てもらったが、何か心もとなく途方に暮れているとの話。
 娘さんと話をした後、私のお客様である小児科の先生に「電話だけで結構ですから、話を聞いて下さいませんか?」と電話をかけてお願いをした。ところがその先生は、夜遅くにも関わらず自宅まで来て様子を診てくださったと電話がかかってきた。どうもおたふく風邪らしく、娘さんも初めて病名が分り、それだけでも気分が多いに違うだろう。先生は診療は出来ないので、何かあったら私が緊急病院にお連れするから心配なくと日本のお母様にお約束をした。
(病院で診てくれた先生は、子供に触りもせず診断らしきものをしたと言うから、それも凄いな~と感心する。)
それにしても心温かい親切な先生だと感謝をする。この先生ご家族が帰国の時には何かお役に立ちたいと思う。

 今日の午後、Burlingtonのモールに行き、お気に入りのお店で思い切り何枚も洋服を買った。今の私は殆ど買い物をしないので、出かけた時はまとめて買い込む。この店は40代以上の女性客が殆どである。
 店に入ったとたん、2ヶ月前にお店で会った女性と出くわす。その時は彼女が沢山のブラウスを試着しながら迷っている様子に思わず「それより、こちらの方が似合うわ!」と言った事から話が始まった。
 ブラウスを買うのに迷っている70歳近い彼女に「持って帰ってご主人の意見を聞いたら?」と言うと「あなた、私をからかっているの?彼は私が裸でいても気づかないでしょうよ。」と返事するので「それでは隣のご主人に聞いてみたら?」と言ってあげた。「それっ、気に入ったわ!」と彼女の返事。
私を覚えていて「Hi! Ms. Arlington.」と声をかけるので「貴方は私の大声でMs.Lexington!と呼んで欲しいから、私をそう呼ぶのでしょう?」と言って二人で笑いあった。
(私の住むArlingtonは庶民の町、彼女の住むLexingtonは裕福層の町)

 上着二枚を買おうか・・と思案していると、二人の女性が「その二つ共とっても似合うから絶対に買うべきよ。でないと必ず後悔するわよ。」と声をかけてきた。
「2枚買うには銀行強盗でもしないと無理よ。」と言うと「私も加わるわよ。」と女性の1人が言う。
「何の役?」「運転が上手いから車で待っているわ。」「貴方のお友達はどうするの?」と聞くと
「分け前の計算よ。彼女は数学の先生だから計算は得意なのよ。」と冗談の言い合いとなる。
アメリカ人はユーモアを解するから、見知らぬ人との会話も楽しくなるが、これを日本でしたら大変なことになるだろう。

  買った品々をテーブルに広げて満悦感を味わう。

 寒い!一日雨
by arata-tamiko | 2005-07-09 14:02


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