掲示板で車を売りに出したIさん、そして購入者のYさんと一緒に保険代理店と陸運局に出かけた。
今回どうして売り手のIさんが行動を共にしたかと言うと、売買が終わったあと、郊外に住む彼はタクシー以外に帰途の方法がない。
そのため家まで送ってくれることが条件だったそう。
陸運局は春休みに入った高校生であふれ、受付に
「2時間半待ち!」とサインが出ていた。
暫くすると
「今日の筆記テストの受付は終わり!」と、別のサインが貼られ、喜び勇んできた学生達が可哀想だった。
2007年の車にしては、売値が余りにも安く「中古で買ったのですか?」と売り手のIさんに訊くと「いいえ、新車です。」とのこと。
いくら安く購入しても、州税は陸運局が出す市場価格で決まる。
陸運局から提示された価格は、Yさんが購入した値よりも遥かに高い。
Yさんは
2,000ドルも得をして購入したことになる。
(これは今までで最高記録!)
自分でつけた値に驚きながらも買い手と一緒にニコニコしている売り手のIさんに
「この車、貴方の売り値に1,500ドルつけて買いませんか?そして他の人を探して500ドルつけて売りなおすのです。」
「いゃー僕は日本に帰るので。」
「それなら盗んでください。そしたら保険会社は市場価格で支払ってくれますから、Yさんは
2,000ドル手に入ります。」
皆で爆笑となったが、Iさんはとても感じの良い青年だった。
彼の会社も後続を日本から送らないそう。
晴天 ミニトマトの苗を植えた
ライラックの花が咲き始めると、大好物の蕨が芽をだしてくる
苦味が少ない当地の蕨は、朝摘んで湯がいて水に浸けておくと夕方食べられる