20年来の友人であるJに訊きたいことがあり、先週末数年ぶりに電話をした。
彼の博識は検索しても載っていないようなことまで及び、彼がボストンに住んでいる頃は頻繁に質問電話をしていたがアリゾナに移ってからはご無沙汰だった。
着いてから知らせようと思っていたとボストン訪問を知らされ8年ぶりに再会。
彼と知り合った切っ掛けは、お店を経営する私の友人カップルから「Tamikoが理想とする男性がお店に来たよ!インテリジェントでユーモアがあり上流家庭。その上ハンサム。」と紹介された。
数ヶ月してカップルから「こんな付き合い方をするとは、彼はゲイではないか?」と訊かれ「ゲイの貴方達が分からないのに、どうして私が分かるの!」と、私。
「貴方達が訊いてみてよ。」と言うと「そんな不躾に訊けない。」と言う。
それで初めて同性愛同者でも分からない時もある、、、と知った。
彼が何であれ、私達の友情は続いている。
昼食をした後、Jの友人が眠る
Mt. Auburn 墓地を訪れ散策した。
(1831年にアメリカで初めて作られた造園式墓地で国の歴史物として指定されている)
「見たい、見たい。」と思いつつ、今日までになっていたが想像以上のものだった。
敷地の広さは迷路のようで迷ってしまう。
ボストンに住むなら一度は行ってみることを勧める。
夜になっても蒸し暑さは残る
”
生花以外の献花は駄目”と注意書きがあった
この静寂で厳かな情景に造花は似合わない
クリスチャンサイエンス創設者のお墓
(1879年、メリー・ベーカー・エディ(1812年~1910年)によってマサチューセッツ州
ボストン市に創設されたキリスト教系の新宗教)
彼曰く、この墓の下には電話が備え付けられ生き返った彼女、メリーがいつでも信者達に
電話を出来るようになっているそう
これだけの細かい細工を今のように電動工具がない時代に固い石に手彫りするのは
どれくらいの精神と忍耐をもって職人は仕上げたのだろうか、、、?
造園の見事さ!
黒人の奴隷解放の第一声はボストンから始まっている
篤志家、Begelow氏によって寄贈された”奴隷の慰霊モニュメント”
クレーン車もない時代、これだけのスフィンクスを土台に乗せるのに何人がかり
だったのだろう これも手彫り仕事
Jは、これをキャッスルと呼んでいた ドアは閉まっており中は見れなかった
エイズで亡くなった彼の友は家族に囲まれて眠っている
墓石に絡まるツタを優しく取り払っている
年代を見ると42歳の若さだった
別れるたびの決まり文句「ストレイトなら私達最高のカップルに
なったでしょうね、、、。」と言いあって互いの健康を願い再会を約束