高齢者相手の訴訟詐欺   2/27/18

昨夜、日本の姉から5枚のFaxが送られてきた。
「あなた宛てに、変な葉書がきましたが、我が家の古いFaxは受信送信以外の機能をしなくなったので、葉書を拡大することも出来ず内容を手書きにしました。」と書かれている。

題名は「総合消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」となっている
差出人は「法務省管轄支局 国民訴訟通達センター」

年寄りに恐怖心を抱かせるために、難しい専門用語で仰々しく書かれているので、かえって滑稽な文面となってしまい胡散臭さが一杯。
要は、私が契約会社ないし運営会社から契約不履行による民事訴訟を起こされている。27日までに返事がなければ執行官立ち合いのもと給料または不動産などの差し押さえとなるそうだ。

葉書を受け取ったのが26日で27日までに返事せよとは無茶苦茶な話。
文面隠しで、剥がしシールがベタッと貼られている。
その上、プライバシーのため、訴訟取り下げ相談は本人ではないといけないと注意書きがあるのが、ご愛嬌。
若い人に相談されては困ることが歴然としている。

こんな重要な訴訟問題ならば、封書でくるはず。
それでも大金を騙される人がいるから、下手な鉄砲でも数打てば当たるで、あの手この手でかかってくる。
姉は早速市の消費者センターに「詐欺です。」と連絡をすると、最近この葉書に関しての電話が多いそうで「それにしても稚拙な文章ですね。」と係の人と大笑いしたとのこと。

日本の連絡先として姉の住所を借りているが、どうやって私の年齢も含めて手に入れたのだろう。
騙せる歳とみられたのかと苦笑してしまう。
法務省のサイトに「法務省の名称等を不正に使用した架空請求に関する注意喚起について」とあるから、被害者が多いのだろう。

日本に住んでいたら、騙されたふりをして相手と丁々発止をしたのにと残念無念。

     産経WEST掲載のコラム第六回は、日本時間の水曜日午前9時です。
     ボストン時間は、今夜27日(水曜)の夜7時です。

   初春の天気
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   この二日の暖かさに、南から戻って来た鳥はさえずり、一晩で水仙の芽がでた
by arata-tamiko | 2018-02-28 00:23 | 諸々の出来事


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