麻央さんのブログを読んで思うこと   5/25/17

闘病生活に明け暮れる小林麻央が、着替えの際、鏡に映るわが身を見て「恐れていた姿に近い身体に泣く」とブログに書いたことが一部の人から非難されている記事が目に留まり、彼女のブログを初めて読む。

非難している人たちは意見をする価値もないが、厭なら読まなければ良いだけのこと。
夫婦でブログをするのは、高額医療費を捻出するためのものとする記事も何処かにあった。

アメリカでは一回のPET SCAN検査費用は百万円以上。
しかし65歳以上ともなれば、国がある程度負担してくれる保険に加入をしていれば、自己負担は75ドルだから日本より癌治療費は経済的に追い詰められない。
その反面、若い時は自分で保険に加入をしていなければ、悲惨なことになる。

日本の癌治療費はどうなっているのか全く知識はないが、海老蔵は確か父親が残した莫大な借金が肩にかかっているはず。
そこに妻の治療費が加算され、日々苦しむ妻を見守る彼は、どんなに精神的に辛いだろう。
強靭な精神力を要求される。
記事に書かれていることが本当だとしても、悪いことをして稼いでいるのではない、それを非難する人々は余りにも人として卑しい。

彼女はブログを綴ることで自分の苦しみ葛藤、悩み、恐怖を吐き出し、自身を鼓舞しているのではないだろうか?

  二週間に渡って雨ばかり
d0024276_10372151.jpg

   隣のNH州の山中に一人で出かけて、写真の蕨の四倍の量を摘んできた。
   往復5時間かけての蕨採りだが、せっかく野生で生えている蕨をみすみす見逃す
   ことは人生で大損をした気がする。
   蕨は湿気と肥沃な土を好むので、地図を見ながらあちこちの湖に添った細道を
   走り続け蕨を見付けると車を止め摘み始める。
   帰宅して「あぁ~、一年無事に過ぎた。」と安堵感を覚える。
# by arata-tamiko | 2017-05-26 10:55 | 諸々の出来事 | Comments(0)

「こんちわコンちゃんです」の番組を聴いて 4/27/17

「こんちわコンちゃんお昼ですよ」のラジオ番組の中で、コンちゃんが「ソウル大学の教授と日韓の歴史を話し合った時、最後に彼が僕にこう言ったんやけど。」と話していた。
教授は「近藤さん、日本の神主が被る帽子、あれは朝鮮の王様が履く靴を帽子だと日本人に教えたんですよ。」と言ったそうで、こんな作り話をあたかも歴史として得意げに話す、それもソウル大学の教授たるものがと、韓国の世情を表している。

韓国がまだ貧しかった70年代、我が家で働くお手伝いの50過ぎの小母さんは京都生まれの育ち。
韓国に戻れば食べ物に不自由はしないと巷の噂を信じ、戦後夫婦で戻ったが、まるで異国だったそう。
当時「日本帰りは、お人好しで騙しやすい。」と韓国人達は言ったそうで、小母さん夫婦も散々騙され辛苦を嘗め尽くした人生だった。
私に、いろいろと韓国の逸話を話してくれ、貧しさのため日本で学校も行けなかった女性だったが、今思うと、なかなかウンチクあるものだった。

「奥さん、韓国人は日本には勝てんとなったら、こんな嘘話を作り出して日本を笑いものにするんですよ。昔、むかし野蛮な日本人が朝鮮の王様に”帽子を被りたいので教えて下さい。”と言ったら、王様が”これでも被っておけ!”って、自分の穿いてた朝鮮の足袋を投げたそうです。それを有難がって頭に被ったから日本の神主とかの帽子は昔の朝鮮の足袋の形をしているやてけったいなこと言うんですよ。」

「次に、指で掴んで食べていた日本人が”食べ方を教えて下さい。”と日本から来て王様に教えを乞うたら”邪魔くさい。箸だけで十分や。日本人にスプーンなんてもったいない!”と教えなかったから、日本人はスプーンを使わんそうです。こんな阿保くさいこと言いますねん。」

「野蛮な日本人は、火の使い方も知らんかったから、魚を生で(刺身)食べるって言うんでっせ。そんなことありますかいな。」

こんな馬鹿げた作り話をあたかも歴史として得意げに話す大学教授に直接対面して、学問はなかったが誰よりも情と常識ある小母さんからの話を聞かせてあげたい。
私の尊敬をする86歳になる同じく韓国の大学で電子工学を教えていた友人は、クラスで「君たちは何かあると日本の文化は総て朝鮮からと自慢するが、それをより高尚に自分たちのものとしてより優れたものにしてしまうのが日本人だ。」常々生徒に話して聞かせた。

コンちゃんの番組に「そんな作り話を信じて流さないで下さい。」とメールをしたが、返事はない。

   数日雨続き
d0024276_8195874.jpg

            平安時代の鳥帽子(えぼしなり)兜
# by arata-tamiko | 2017-04-27 08:19 | 興味ある話 | Comments(0)

MA州の大学で漢詩を教えるアメリカ人の准教授 4/21/17

身の回りに何か刺激的なことが起こっていないと退屈してしまう性分ゆえ、好きな時、好きな日に手伝いに行けるReliableマーケットと言う場所があることは実に恵まれている。

今回のことも、このお店があってからこその出会いだった。
40歳過ぎのアメリカ人男性が「今日本語を話していましたが、日本人ですか?」と話しかけてきた。
沖縄の泡盛を作る何とかと言う材料を売っていますかと訊かれたが、今まで耳にしたこともないものだった。

今の日本人以上に正統な日本語に「どちらで勉強を?」と訊くと「漢詩をしています。」には驚いて「漢詩って、あの漢詩ですか!」に「はい、そうです。あの漢詩です。」。
「また、どうして。今の日本人でも漢詩に興味を持つ人は余りいないと思いますが。」
「高校時代、他の人と違った外国語を勉強したいと思って日本語を選びました。そして漢詩の素晴らしさに魅かれたのです。」
もう「へぇ~。」としか言いようがなかった。

「84歳になる私の仲良い韓国人のお孫さんは、SATで満点取るほどの秀才でシカゴ大学で勉強をしているのですが、日本文学に魅せられて、その方の道に進みたいと言い出して両親を困らせているそうなんです。
中国人である父方の祖父母の家系は戦前反日の闘志だったそうで”どうしてよりによって日本語なのか!どうやって、それで食べていくのか!”と嘆いているそうです。私の友人も”日本語で私に話しかけてくるのは嬉しいのですが、日本文学では食べていけません。”と頭を痛めています。」と言うと笑っていた。
「不躾ですが、貴方も漢詩だけでは大変でしょう。」と同情をすると「僕は大丈夫です。大学で教えていますから。」には、二の句が継げず唖然とするのみ。

頂いた名刺を見ると名の知れた大学。
「生徒さんは、アメリカ人ですか?」
「現在14名いますが、9名が中国人で、残りがアメリカ人です。」
「漢詩は元々は中国なのに、どうしてまた日本の漢詩ですか?」
「日本が好きみたいですよ。」と笑って言った。
これにも、また驚かされた。

クラスが進むにつれてアメリカ人生徒と開きが出てくるのが問題だと言うので「戦後の中国では漢字を簡素化してしまったため、彼らは日本の漢字を読めないのにですか?」と訊くと、それでもある程度の漢字の基礎があると日本の漢字の覚えも早いそう。

是非クラスを見学したいとお願いをすると、招待をしてくれるそうで楽しみにしている。

   憂鬱な雨と寒さ
d0024276_5124310.jpg

        ハンガリーの牧畜犬だそうだが、まるで毛足の長い絨毯みたい
# by arata-tamiko | 2017-04-22 05:58 | 興味ある話 | Comments(0)

長年苦しんだ膝痛と注射      3/30/17

左側の膝痛が始まったのが20年ほど前。
自営業の自分が掛けていた毎月$650の健康保険は、5,000ドル以下は自費払いとなっている。
薬も自己負担だから、酷い風邪を引いても診てもらったこともない。つまり大病をした際の保険として掛けていた。

65歳で老人医療保障の恩恵を受けれるようになり、待望の整形外科医にかかることが出来、フィジカルセラピーを無料で受けたが思ったほどの効果なし。
(歳を取って良かったのは、この医療保障と公共交通機関の割引のみ)

勧められて、次に水泳を始めた。
プールの水が口に入っては一大事と浮き輪で体を浮かせ、顔に水がかからぬ様に犬かき専門。
半年以上続けるうちに痛さも和らいだと喜んでいたが、去年夏に菌が多いプールは医者から禁止令。

今度は、三か月に一度両膝の注射が始まった。
結局、これが一番絶大な効果があった。

ベッドに横たわる私に先生が「膝の腫れは、どうですか?」と訊くので「あの~、足が太いので腫れか脂肪なのか自分では判りません。先生が判断して下さい。」と返事すると、冗談と思ったのか苦笑する。
注射を終え手を洗う先生に「ところで先生も膝痛がありますか?」と訊くと「ありますよ。」。
「注射はご自分で?」と訊くと、助手がしてくれるそうだ。
「膝痛は誰にでも起きうるありふれた症状だ。」ときまり悪そうに私へ顔を向けて言った。
「いつでも手術をしますよ。」と言ってくれる先生が注射で痛みを治めているとは。
私は笑いを必死に堪えながら、先生に”同類相哀れむ”で親しみを感じた。

   晴天 空気冷たし
d0024276_8122653.jpg

      この巨大パンツ、稀勢の里でも裕に入るだろう。
      新しく来た看護婦さん「これは今年のパリコレのグランプリ作品です。
      脱ぎ着が楽だけでなく、フリーサイズに作られています。
      一つだけ言っておきますが、間違っても外に穿いて出ないようにして
      下さい。」と言いながら差し出した。
# by arata-tamiko | 2017-03-31 08:30 | 諸々の出来事 | Comments(0)

車に受けた擦り傷の見積もり   3/29/17

「どうしょうかな~?」と迷うときは、やはり止めておいた方が良いと思わされたある出来事。
雨がシトシトと降るどんよりした日の運転中、空腹に耐えきれずモールにある有名なサンドイッチ店に寄った。

こんな日は車を傷つけられる恐れがある、、、とは思いながらも濡れるのが嫌さに、億劫をして店の近くに止めた。
出てくるとワイパーに紙が挟まれ、雨でかろうじて判明できたのは、名前、電話番号そしてプレート番号が書かれている。
自分の車をぐるりと見て回ると左後方に大きな擦り傷。

帰宅早々保険会社に電話をすると、応対した感じの良い男性から「相手も我が社のお客です。今日は六件の報告がありましたが、全て当て逃げで名前を残していたのは初めてです。運が良いですね。」と一緒に喜んでくれた。

以前とシステムが異なり、私が自分で疵の左右前後の鮮明な写真を撮って、保険会社に添付ファイルで送るように指示され、詳しく説明が書かれたメールが送られてきた。
送るや否や、数時間もしないうちに今度は細かく計算された見積金額が、メールで送られてくるので、それをプリントさえすれば、いつでも修理工場に行けるようになっている。

この迅速さに驚嘆してしまう。
以前は、見積もりをする人が直接に来て写真を撮り、後日明細書と小切手が送られてきていた。
次には、自分で直接に保険会社と提携している場所に車を持って行き見積もりをしてもらう形式となった。

簡素化したこの方法は、かなりの人件費節約となるだろうが、職を失った大勢の人々が可哀想。

   シトシト雨続き

         こんな憂鬱な雨の日は、陽気な音楽でも聴こう
# by arata-tamiko | 2017-03-29 21:34 | 車と保険に関したこと | Comments(0)

取り立て業者からの電話に悩まされる  3/16/17

8か月の短期滞在ご家族の生活立ち上げのみをお世話をしたHさん夫妻の後日談。
Hさんのアパート近くにあるSprint店に行くと、一年未満の契約でアメリカにおけるクレジットヒストリーがなければ駄目だと言われ、早急に携帯が必要だし東北人特有の誠実さを感じて、私名義で借りご主人のカードから毎月引き落とすように手続きをした。

帰国前、お店で最後の支払いを済ませたと私に知らせがあった。

去年の秋ごろから、しっつこく私を名指しで電話がかかってくるようになった。
それも毎度違う人物で感じが悪いだけでなく、かけてくる理由を言わない。
だから、こっちも「彼女はいません。」で通し続けていたが、その執拗さに「私がそうだが、いったい何か?」と訊くと、Sprintの電話代金を払っていないと言う。
つまり彼らは取り立て業者だったのだ。

Sprintに電話をすると、既に自分たちの手を離れているので、この番号にかけてくれと言われ、かけると延々とコンピューターの声で何番を押せで押すと、またもや何々の件は、何番を押せで永久的に続く。
やっと人間の声が出てきて事情を話すと「このトールフリー番号にかけてくれ。」と言った始末。

そこに掛けると、またもやコンピューターの声の指示で番号を押し続ける。
やっと出てきた人間の声が神様の声に聞こえたほどだった。
三日前から、この問題に取り掛かり始めて同じ説明を既に4人にしている。
「事情はよく分かりましたが、お店にあげたピン番号か気に入りの友人の名前のどちらかがないと話せませんし、この番号にかけて下さい。」と言うではないか。
それなら初めから言って欲しかった。

幸いなことにHさん夫妻は、ピン番号も友人名も控えており、お願いをした日本のカードの明細書もすぐに添付ファイルで送ってくれた。

教えられた別の番号にかけ、最初にピン番号と友人名を伝え、抱える問題について説明をすると「一番良い方法は、お店に行って解決することです。」と言われ「そのお店が閉店してしまっているのです。だから困り切っているのです。」。

相手が言うには、契約がキャンセルされていないがゆえ月払いが未払いになっているのだそう。
そんな馬鹿な!

「この家族は、キャンセルをするためにお店に行き、4月初めに帰国をしています。パスポートで出国を証明できます。5月2日に最後の電話代がカードから引かれている明細書もお見せできます。4月初めに帰国をした人たちが、その後の何か月もアメリカで携帯を使うことなんて不可能です。」と理論立てて説明をした。
「上の人と話してくる。」と暫く待たされ「もう心配をしないで大丈夫です。業者からは二度と電話がかかってきませんから。万が一かかった場合には、この番号を上げて下さい。」と長い番号をもらった。

これで一件落着となったが、今回の件は難儀した。
解決できなければ、私が借りたことになっているため私のクレジット・ヒストリーに傷つくことになるので必死だった。

今週末また雪との予報
  
               微笑ましく心が和む
     (流行語となった癒されると言う陳腐な表現は、敢えて使わない)
    独り身の男性に送ると「飼育係が羨ましい」と返事があった

   
# by arata-tamiko | 2017-03-17 12:25 | 諸々の出来事 | Comments(0)

デビッドカードのスキミング   3/1/17

親しくしているお客様のMさんが、デビットカードスキミングの結末をメールで報告してきた。

「そのまま」
先ほどはお騒がせしました。
無事に銀行で返金手続きと新しいカードの発行が終わりました。
昨日から500ドル不正使用されていました。

週末にロードアイランドに遊びに行ってきたのですが帰りに寄ったガソリンスタンドでスキミングされた可能性が高いようです。
フォックスボロのシェルで給油したのですが、支払いを給油機のカードリーダーで行ったのがいけなかったようです。

外のカードリーダーはスキミングデバイスが仕掛けられていることが多いようで、面倒でも支払いは店内で行ったほうがいいと銀行スタッフからアドバイスいただきました。
ちなみにそのスタッフの方も以前ガソリンスタンドで同様の被害にあったそうです。
物騒な話です。

このことは常識なのかもしれませんが私は知らなかったので、みなさんにも情報共有していただければと思います。
アドバイスいただきましてありがとうございました。

   数日前に到着された方が驚くほど暖かい日々が続く
d0024276_91419.jpg

       私の好きなCafe Sushiは、いつも何かとサービスをしてくれる
# by arata-tamiko | 2017-03-02 09:11 | 諸々の出来事 | Comments(0)

金正男の話をしながら名前が出てこない 2/22/17

やっと去年の出費と収入の記載が終わり、公認会計士に提出をするための集計を例年のように友人のMさんにお願いをして一息ついた。
そして今年も「私よりも絶対に先に死なないでね。でないと私税金のシーズンに困るもの。」と念押しをしておく。

最近は人の名前がとっさに出て来ず、金正男の暗殺を日本の姉と話すのに「散々北朝鮮の金一族を礼賛してきた作家よ。今回のこと何ていうかしら?訊いてみたいものだわ。」と私。
「だれそれ?」と姉。
北鮮送還で北に帰った在日の青年たちが金日成と握手する写真を見て感動していたけど、彼らがそのまま強制収容所送りになったことも知らないで”日本人に生まれたばかりに朝鮮に帰ることも出来ない”などと嘆いたりしてね。祖父の金日成も正恩と同じように邪魔な人間を粛清してきたんだから。」
「分った、分った。60年代かの中国から戻ってきて、蠅が一匹もいない国って褒めちぎっていた丸い眼鏡をかけた作家でしょう。私も大嫌い。名前は何だったけ?」
「それを知りたいから、延々と説明をしたんでしょう!」と漫才みたいなやり取りで、やっと大江健三郎と名前が出てきた。

暗殺をされた義理の叔父が可哀想だったと姉が言うので「何が可哀想よ。粛清されるまでには、瘦せこけた人民から搾り取ったお金で贅沢をしながら金正日主席と一緒になって自分たちの地位を脅かすと思える人たちを粛清してきたんだから”因果応報”よ。チャルチェスクだってそうでしょう。」と言うと姉は黙ってしまった。
「どうしたの?」と訊くと「難しい名前がスラスラ出てくるものだと感心しているとこなの。」と褒められたが、きっと調子いい歌を覚えるようにして頭に入っていたのだろう。
姉は姉で「こんなこと思いっきり話せるのは、あんたしかいないから、あんたより先に死のうっと。」と言う。

この殺された金正男だって、あちこちの国に女性と子供がいて贅沢三昧の日々。
美食のせいで、義理の弟である正恩同様これ以上太れないほど膨れ上がっている
北では一般国民のみならず兵隊すら食不足で不健康に瘦せ細っているというのに。

韓国人の友人、Hさんが「腹違いなのに、二人とも不味い顔をしていますね。まだ豚のほうが可愛い顔をしていますよ。」と言うので「Hさん、それでは豚が可哀想で失礼ですよ。」と言うと大笑い。

   春のように暖かい一日
d0024276_6255987.jpg

       同じ朝鮮民族でも李王家の子息となると、これほど違う上品な顔立ち。
       学習院初等科入学、陸軍士官学校卒業。
       馬で司令部に行く途中、原爆投下に遭い後日命を落とした李グウ。
# by arata-tamiko | 2017-02-23 06:48 | 諸々の出来事 | Comments(0)

詐欺にあった私のお客さん(2)  2/2/17 

帰宅をしたご主人から話を聞いた妻のSさんは「それって詐欺よ!」と急いでBank of
America
のオンラインで調べると、ATMで入金をした小切手は保留となっていた。
一日何度もオンラインで口座のチェックをしていると、小切手が入金されたと出たそうで、奥さんから責められるご主人のXさんがかけた電話に黒人が明るい声で返事をしたこともあり、Xさんと妻のSさんは、これで疑心と不安が解消されてしまった。

「そして土曜日に別の黒人が運転する車に乗って男が家に来たのよ。」
「ちょっと待ってよ。彼は、どうして家の場所を知っていたの?」
「$700の小切手に$1,000を引き出したでしょう。だから差額の$300を返しに行くから住所と携帯番号をくれって言われて教えたのよ。」
「そんな危ないことを、、、。 で、彼は現金を持ってきたの?」
「朝また糖尿病が酷くなって用意ができなかったって言ったの。」

「もう彼らはニコニコして”一緒にランチをしないか?”って肩に手をかけたりして言うんです。主人は”フレンドリーでランチに誘ってくれ、悪い人たちではないみたいだよ。”と車に乗ったんです。」
「ちょっと待ってよ。素性も知れない人たちの車に乗ったの? 命があっただけでも運が良かったと思わないとね。」
「それで、その黒人は”お前に借りた$300を返したいから、$1,500の小切手を書いてお前にあげる。それをATMに入金をして$1,200を引き出せば、$300を返したことになるだろう。”と言われ、主人はその通りにしたのよ。」
「もう理解を越してしまったわ。何の理由があってご主人は、またもやATMに行って大金を引き出したのよ。」
「英語が出来ない主人は、$300を返してもらうのに頭が一杯になったみたい。自分でも分からないって言っているの。」

私も頭がこんがらがってしまい、結局Sさんと直接に会って昼食をしながら話を聞くことになった。

受け取った$1,500の小切手が不渡りと分かり、銀行に行き説明をしたが行員も???
ATMに写っているはずの写真も解析はしてくれなかった。
初めの$700の小切手がオンライン上で入金されたと出たのは、5年間住むXさん夫妻の信用度が高かったからと説明をされたそうで、あれさえ不渡りと出ていれば、私たちは信用しなかったのに、、、と臍を噛んでいた。

急いで車両保険代理店に行き、もらった初めの小切手はCommerceが発行したものだったとコピーを見せると「これは一年前の期限切れの小切手で、第一受取人名は女性だよ。」と助けるすべもないと言われた。
住む町の警察で話しても応対した警察官は???
Medical Areaはボストン警察の管轄だと言われ、話を聞いた警察官も???
住民の殆どが黒人のRoxburyに行けとボストンの警察に言われ、取り戻したい一心で安全とは言えない夜の街を車で走ったそう。

リポートを書きながらRoxburyの警察官も同様に「どうして$700の小切手をもらって、お前は$1,000引き出したんだ?」とか「$300を戻してもらうのに、どうして$1,500となってしまうんだ?」と、同じく???となって何度も質問をする度Sさんが紙に数字を書いて理解させるのが一苦労だったそう。

住む町の警察、ボストンの警察、ロックスベリーの警察そして保険代理店でも「You are very nice man. だけど賢くタフになれ。」と忠告を受けたそう。

「そりゃあ彼らは満面の笑みを浮かべてフレンドリーのはずよ。信じがたいほど人の良い人間から、もっとお金を巻き上げようと手ぐすね引いて家に来たんだから。$1,200手にした後、すぐに携帯は通じなくなっていたでしょう。」
「そうなのよ。電話が通じるから大丈夫だよって主人は言っていたのよ。」
「ご主人って、どこで育ったの?」
「九州のXXX島なの。東京の大学でアパート住まいをした時、皆がドアに鍵をかけて出るので驚いたって。」
「それにしても、もう立派な大人なんだから。いづれにしても、いつかは騙される人だったのよ。」
「私もそう思います。それがたまたまアメリカだったんです。本当に人が良いんです。」

大金を騙されたご主人の話を大笑いしながら話してくれるSさん。
だから私は、この人が好きなのだ。
傷害事件でもないからだろう、警察は犯人捜しには興味がない様子だったとのこと。
ランチは奢ってもらっていないみたいだった。

   晴れ
d0024276_1251211.jpg

                  春の訪れ
                水仙が芽を出した
# by arata-tamiko | 2017-02-03 13:01 | 興味ある話 | Comments(0)

詐欺にあった私のお客さん   1/30/17

この詐欺に遭われたXさんには大いに同情すべきなのだが「もう信じられない騙されかたなのよ。」と大笑いしながら話す奥さんのSさんと一緒に笑ってしまった。
笑うしかないような出来事なのだから。

Medical Areaと呼ばれる世界的に有名な病院が立ち並ぶ一帯は、夕方ともなれば研究を終えた医学関係の人々が帰宅を急ぐ。
「この群衆の中で、私の主人が狙われたなんて、よほどお人良しに見えたのかしら? その人に直接に訊いてみたいわ。」とSさんが不思議がる。
苦しそうに「糖尿病で水が欲しいが金がない。」と黒人男性から哀れな声をかけられたXさん、同情して飲み水を買って与えたそう。
「それもよ、主人たら可哀想に思ってエネジードリンク2本も買って上げたって言うのよ。」に「それで、この男なら騙せる!と確信したのよ。」と私。

「幼い娘が、Children Hospitalの病室で、今チューブに繋がれて生死をさ迷っている。早急に現金が必要なのだ。俺のデビッドカードとクレジットカードは使えないので、お前にこの小切手を上げるから、書かれている額面をお前の銀行口座から引き下ろしてくれないか。」と小切手を見せた。
それは事故などで破損をした車の修理費用として、保険会社から一年前に発行された期限切れの小切手だったが、Xさんは全く気付かなかった。
どのみち、どこかで盗んだ小切手を小道具に使ったのだろう。
笑ってしまうのが、その小切手は自動車保険のCommerceから発行されたもので、Xさんは「どこかで聞いた名前だな~。」と思ったそう。
それはそうだ。だってXさんが加入をしている自動車保険の会社名なのだから。

「この小切手に書かれている名前が俺だ。裏にお前のサインをして入金すればいい。」と言われるがままにATMに一緒に行き、その紙屑に等しい小切手を入金した。
妻であるSさんは、なかなかのしっかり者で、ATMの限度額を200ドルと設定していた。
お金に疎い夫ゆえ、家賃や他の全ての支払いは妻がして、ご主人は小切手を書いたこともなくATMから20ドル以上は、こちらに住み始めて5年間引き出したことがない。

「200ドル以上引き出せないことを知った男はよ、銀行に電話をかけさせて解除したのよ。そして自分で1,000ドルと数字を打って現金を手にしたんだって。」
「だけど理解出来ないのがどうしてご主人は黙って従ったの?」
「20ドル以上下したことがないから、どうやって小切手に印刷されていた800ドルを打っていいか分からなかったみたいなの。」
「1,000ドルも引き出された時点で”変だ”と疑いもせず黙っていたのが理解できないわ。」
「お前の家に200ドル返しに行くから心配するなと言われて、顔写真まで撮らせて信じたのよ。主人は、その娘を助けて上げなければと言う思いで一杯だったみたいなの。」
「黒人にしてみれば、赤子の手を捻るみたいで心中ほくそ笑んだことでしょうね。第一病院の費用は退院した後に請求がくるのよ。それにしても、ご主人は、、、。」と言葉を失ってしまったが、Sさんから「これで終わりではないのです。その後もっと騙されたのです。」。

その二日後に起きた話の内容を聞かされ、もう唖然。
世の中、これほど疑う心を持たない人がいることに驚かされた。
                   (続く)
  今年は厳冬でないようだ

                 抱きしめたいほど愛らしい
# by arata-tamiko | 2017-01-31 11:18 | 興味ある話 | Comments(0)