カテゴリ:諸々の出来事( 916 )

自分の書いた記事が掲載されて。 12/7/17

自分が書いた文章と写真を現実に見ることが、これほど気恥ずかしいとは思いもしなかった。
こちらで親しくしていた人たち数人から「知りませんでした。涙が出ました。」とメールが入り「有り難う。でも私が泣いていないのだから、どうぞ泣かないで。」と返事を出す。

写真で、いかにも私の愛犬といった風情で私が抱く犬は、実は我が家の駄犬、チビではない。
締め切り近くに「写真を!」と言われたが、歳を取ると一人で写る写真もそうそうない。
で、二十年以上の大親友でエディクム留学センターを運営する東京の粂原さん宅で撮った写真にしてもらった。

コラムを読んだ粂原さんから件名「うちの犬は駄犬ではない」と以下のメールが届いた。

最初に出てきた、写真、うちのポンジュで、しかも豪華な我が家で写したものじゃないですか~?
これじゃ、まるで、ポンが、チビという名の駄犬だと世間の皆様は勘違いするに違いありません・・・
お品の良いポン、あの世で、叫んでいるにちがいありませ~ん。
チビと一緒にするな~と・・・(笑)

ポンジュとは笑わせてくれるが、本名は”ポン子”で、我が家の駄犬チビと違ってウン十万の血統書付だけあって豪華な毛並み。
純血は弱いと言われているが、結構獣医の世話になっていた。
可哀想に生まれ持った気管支系統が悪化して今年亡くなった。
その点、ポン子と同じ歳の雑種チビは「ホットドッグ」とアメリカ人から呼ばれ、日本人からは「体形が、つちのこみたいですね。」と言われても16歳ながら何のその、歯が悪くなったことと関節炎以外は問題はなく食欲旺盛で走り回っている。

   暖かい日々が続く
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     友の操さんだけが「チビは何て賢い犬でしょう。古武士のように凛と
     して人にこびず猛々しい。」と褒めてくれる。
     「待て!」と言われると「よし!」と言われるまで、お皿の食べ物から
     目をそらしている。
by arata-tamiko | 2017-12-08 01:01 | 諸々の出来事 | Comments(0)

12月6日午前9時に掲載(日本時間) 12/4/17

2日にお知らせをしたように、「産経WEST」(http://www.sankei.com/west/west.html)
私の第一回コラムが日本時間の12月6日午前9時に掲載される。

自分のブログなら、納得いかなかったり、理不尽なことがあると言わずにおられず思うがままに辛辣な意見を書き続けてきたが、新聞となると話は違ってくる。
昨今は訴えることが流行っており、週刊文春、週刊新潮など訴えられた数は編集長ですら覚えていないのではないか。
あちらは財力ある大会社、私ははかない一人の女性。
訴えられては大変と少し自制をし兜の緒を締めなければと今は思っている。

   12月にしては暖かい
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      帰国後の10月に生まれた一花(いちか)ちゃん。
      黒ダイヤのような瞳をした目千両。 将来が楽しみ。
      九大からのMさんご夫妻は5年少々の研究留学で貯金を使い果たした
      かも。
      でも、この子が将来芸能界でも入って取り返してくれるに違いない。 
 
by arata-tamiko | 2017-12-05 08:26 | 諸々の出来事 | Comments(0)

からかって悪いとは思えども止められない 11/29/17

冬は日本から来る留学が少なくなり、生活にゆとりがでてくる。
見たい場所は沢山あっても、スーツケースに詰め込むのが面倒で旅はしない。
Kindleにためこんで置いた本を読み、出てくる登場人物を検索すると次から次へと関連して興味深い人物にたどり着くので時間を忘れる。
それにYou Tubeの歴史関係も見ごたえがある。

退屈すると親しくしている留学者の若いお客様達をからかっては愉しんでいる。
我が家の近くに住む胃腸外科医には殆ど毎週食べ物を届けているのに、羨ましいほどの細身。
「体のどこかに穴が開いているのと違う? 北朝鮮兵士よりも痩せているわよ。」
「大丈夫です。全部検査して留学してますから。肥りたいのですよ。」
「よし、わかった。名医を紹介してあげるわ。」
趣味が良い彼が着ているセーターやジャケット「サイズが合えば、引っ剥がしても取り上げるに、何せ私の腕も袖に通らないわね。残念無念。」に彼は「良かったです。」と言い二人で笑う。

面白いYou Tubeの番組を彼に送ったところ「貴重な情報を。」とお礼のメールが来た。
「貴方の人生に良い影響を与えるような番組でもなし、観て忘れるようなお笑い番組に貴重と言った表現を安易に使うものではない。。」と叱ってあげた。
「気を付けます。」とメールがあったが、きっと「何で客の僕が叱られないといけないのか??」と
心中思っているに違いない。

もう一人は山口の宇部高校出身。
わざと「宇部は練炭、豆炭しかないでしょう?」と真面目な彼をからかうと「そう言いますが、僕にしてみたら大分もかなりの田舎だと思うんですけど。」と抵抗する。
昨日「やっぱり貴方の所、大分より田舎よ。デゴイチが走ったのよ。大分だと未だ列車の本数が多いから、デゴイチの汽車が走る時間帯など取れないわね。」とLineでテキスト。
即刻「一時間に一本走っています。」とテキストで返事が来た。
「あら、そう。大分は30分に一本よ。」と勝手に決めて出す。
「もしかしたら一時間半だったかもしれません。」とテキストが入ってくる。
傑作なのが暫くして「そういえば、ユニクロの柳井正も宇部高校の先輩です。片田舎から世界で頑張っています。」と入ってきた。
この歳になって、このように若い人々と交流できる幸せを感謝している。

   例年のように凍てつく寒さではない
  
       キスされながら眼をつぶる何とも言えない愛らしさ。
       妻が「私にはしてくれない。」と羨まし気。
       我が家のチビなど、抱き上げてほほずりをしようものなら
       噛みついてくる。 
by arata-tamiko | 2017-11-29 07:54 | 諸々の出来事 | Comments(0)

「孤将」の翻訳者、蓮池薫氏   11/20/17

80歳を過ぎた横田さんご夫妻の記者会見を見る度、涙が浮かぶ。
久しぶりに会見に出られたご主人は、娘を一目見るまではの一念で生きている様子が伝わってくる。

帰国された被害者の一人、蓮池薫氏の翻訳本の中の一冊に、「孤将」と言う題名の本がある。
これは朝鮮の李舜臣将軍による綿密に練られた作戦の下、豊臣秀吉軍の日本勢と朝鮮軍の海上における壮烈な戦いが無駄のない文章と見事な日本語で書かれている。
戦もしたことがない無能な王の取り巻き達に作戦を阻まれ、挙句の果てに「王の命令に背く反逆者」として牢に繋がれ足腰立たない拷問を受け、息子を戦死させ敬愛する老いた母親をも死なせてしまい、父親そして一人の息子としての苦悩が見事に表現されている。
ぐいぐいと引き込まれ食事中も読みふける始末だった。

今年の7月に85歳で亡くなった韓国人の友人、恵英さんのため一冊余分に購入をして差し上げた。
彼女は終戦の12歳まで植民地の韓国で日本語教育を受け、アメリカに住むようになった後も日本文化、日本文学をこよなく愛し、亡くなるまで日本から文藝春秋を取り寄せ愛読していた。
幸い私と読む本の好みが全く同じで、二人で読後感を話し合うことを楽しみにしていた。

この「孤将」は蓮池氏が名付けたもので、韓国の著名な作家である金薫氏による原題は「刀の詩」となっているが、孤将の方がしっくりくる。
これだけでも蓮池氏が感受性の豊かな人間であることが判る。

前にも書いているが、恵英さんが「愚かにも漢字を廃止した韓国では全てハングルで書かれています。つまり日本の平仮名を読むようなものです。そのため出てくる沢山の人物名、土地や昔の品々などの漢字名を探し当てる作業には、膨大な時間を費やしたことでしょう。今の韓国人では、もう出来ません。ベストセラーとなった金薫氏の韓国語版よりも、蓮池さんの方が文章力が優れ何倍も面白く書かれています。」と感銘し、韓国人であるが故、二冊の本を比較でき、日本人には気づかない事柄を指摘された。

「この事を蓮池さんに、知らせてあげましょうよ。」と、しり込みする恵英さんに半ば強制的に勧めると「12歳までの日本語ですから。」と恥じらいながら、優しい字体で日本語の手紙を書かれ、私が住所を探して投函をした。
間もなく氏から、恵英さんと私宛にそれぞれ直筆で返事を下さった。
とても心のこもった内容で、恵英さんは「誠実なお人柄ですね。」と感謝をして何度も読み返していた。
その勢いに乗って、韓国の金薫氏にも私に黙って手紙を出したそうだが、返事は全くなかった。
「無意識で、蓮池さんの翻訳本の方が優れていると書いたでしょう。」とからかうと、お腹を押さえて大笑いをしていた彼女の姿が懐かしい。

Cambridgeに住む86歳の韓国人男性の友は、この文禄・慶長の役を「朝鮮征伐」と言うので「韓国人から殺されますよ。」と冗談を言うと「でも、植民地時代、僕たちはこう習ったのですから、つい口に出てくるのです。」と言う。

   一気に冬となる
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   三年前に帰国をされたS新聞社のSさんから連絡がありCafe Sushiに行く。
   韓国の新聞社から目の敵にされており事あるごとに「極右のS新聞がまた戯言を
   言っている。」と罵られているから笑ってしまう。
   店主からの美味しい突き出しに感激する彼に「私と一緒だから出してもらった
   のよ。一人だと、絶対に食べられないものなのだから私に感謝しなさい。」と
   奢られる身分で彼に恩をきせる。
   そこに「そうですよ。他のお客様には出しません。」と日本人女性のウェイトレス
   が加勢をしてくれた。
 
by arata-tamiko | 2017-11-21 08:30 | 諸々の出来事 | Comments(0)

日本の犯罪形態がアメリカに似てくる  11/7/17

昔の諺で「衣食足りて礼節を知る」と言うが、最近の犯罪の多さは、この諺に当てはまらない。
犯罪の種類もアメリカの後を追っている。

「児童虐待」
1987年に6歳のリサと言う名の養女を虐待死させたNYに住む夫婦(法的婚姻関係なし)の事件。
夫は刑事事件の弁護士、妻も立派な職に就いていることもあり、連日大きく取り上げられていた。
リサを引き取ったのは、愛ではなく、単に世間に立派な家族であると欺くためだった。
学校の先生たちも、登校してくるリサの顔の傷、頭髪の一部分が抜けてしまっていることに気づいていても、何も手を打っていない。 今では考えられない事。
これほどの騒ぎになったのは、アメリカの児童虐待の件数が今ほど数多くなかったからだろうか?
妻(法的ではない)も顔が変形するほどの暴力を受け続けており、当時の法の下リサの死に加担していないと言うことで無罪となったが、夫の方の刑期は25年。

幕末に訪日した外国人たちの多くが、日本の大人が子供を可愛がる様子を書き綴っている。
「親が子供を可愛がる様は、わが国では見られない光景で、大工たちでも、休憩になると近くにいる見知らぬ子供たちと遊び、煙管をくゆらす大工達は優し気な目つきで、それを眺めている。」と書いた一文もある。

それが今の日本では、人間とは思えない児童虐待事件が増え、その上刑期が軽すぎる。
餓死させた犯人に少なくとも10日ほどは一切食事を与えず同じ苦しみを与えるといい。
抵抗出来ない幼子を床や畳に投げつけて殺したなら、屈強なレスラーに投げつけてもらい、その痛さを教えるといい。

「相模原事件」
もと刑事とか権威ある心理学者などが、テレビのワイドショーで、喧々囂々と各人私見を述べている。
犯人直接の面談もしておらずに、いかに精神分析が出来るのだろうか?

1978年から1991年にかけてJeffrey Dahamerと言う若い青年が、自分の家に言葉巧みに連れ込み17人の青少年を殺害し、屍姦、死体切断そして食しもした。
手錠のまま辛うじて逃げ出した黒人青年が通りがかったパトロールカーに助けを求め、家に踏み込んだ二人の警察官は、この世のものとは思えぬ部屋一杯に広がる地獄を見たことから事件が発覚。
奇怪なことに、同じように頭部のみは冷蔵庫や冷凍庫に保管されていた。

14歳のラオス人の少年は、隙をねらって全裸のまま脱走を試みたが飲まされた睡眠薬のため意識もうろうとしており、近隣住民の一報で駆け付けた警察官にジェフリーの「恋人同士の痴話喧嘩。」に警察官は冷笑しながら立ち去り、哀れな少年は殺人部屋に連れ戻された。

終身刑で服役したジェフリーは、清掃中同じ囚人と口論になり殴打され1994年の11月28日に死亡。
34歳の若さだった。
日本でも有名になった『FBI心理分析官』の著作者Robert Kenneth Resslerが、このジェフリーと対談している映像がYou Tubeで観れる。

アメリカならこんな冷血な殺人者もいるのかと震撼したが、20数年後、これに類似した事件が日本で起こるとは、、、、。

   数日前霜が降る
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     どこからか飛んできたコスモスの種、季節外れの10月半ばに大輪の
     花を咲かせたが、残念なことに数日前の霜で枯れてしまった
by arata-tamiko | 2017-11-15 06:02 | 諸々の出来事 | Comments(0)

我が家のチビの野次馬根性

我が家のチビは16歳でも元気一杯。
しかし寄る年波には勝てず、先日はびっこを引きはじめ慌てて獣医に見せると、薬1錠もらうわけでもなく、レントゲンを撮られただけで「年齢からくる関節炎です。」の一言で400ドルの請求書。
それ以外は、目立った病気もせず未だ走るし耳も目も確か。
私に似て食欲旺盛で日がな一日食べることしか頭にないみたい。

毎日「私より、先に死ぬのよ。」と言い聞かせている。

家の中でも外でも「何、何?何が起きているの?」と、野次馬根性旺盛で何でも見たい知りたい聞きたい精神で、まるで近所の小母さんみたい。

この写真は、水道工事人がきた時のチビの一挙一動。
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               「ちょっと見てもいいかしら?」
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       「もっと近づかないと見えにくいわ。よっこらしょっと。」
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            「この角度からだと見やすいわ。」

   暖房が必要となり始めた
by arata-tamiko | 2017-10-17 11:56 | 諸々の出来事 | Comments(0)

韓国人の気性の激しさ   10/2/17

Reliableの女性店主から「この日本人女性を探すことは出来ないかしら?」と、そのお客様がクレジットカードで買い物をした時の領収書を私に見せながら言った。
店主の息子は気が良いのだが、玉に瑕なのが話し始めると止まることを知らない。
今回も女性と話が弾みすぎて三袋のお米を打ち忘れてしまったそう。
店主は「韓国人なら”買っていない”とか、気づいても払いに来ないけど、日本人では考えられない。きっと何か理由があるはずよ。」と、彼女の推測。
しかし領収書にプリントされた名前は、どこかで見た記憶がある。

帰宅してメールアドレスのリストを探すと同じ名前があった。
何かで彼女のメールアドレスを、お店で私はもらっていた。
既に一ヶ月以上たっており、息子の手落ちなのだから確認の問い合わせに躊躇してしまった。

彼女から早速電話がかかり、今年の夏はいろいろな出来事が起こった上に、やっと引っ越し先も見つかったそうで、領収書にも目を通していなかったと恐縮し切っていた。
電話は正直で、彼女が嘘をついていないことは受話器を通して伝わってくる。

店主から電話がかかり「可哀想なほど、恐縮していたわ。やはり韓国人と違うわ。」と言う。
パートナー経営の三人は「日本人は少しでもサービスをすると、何度も頭を下げ感謝してくれ礼儀正しい。客が皆日本人だったら、私たちはなんと幸せでしょう。」と同じ韓国人を悪しざまにけなす。
韓国人の場合、たとえば何かをサービスすると「これは嫌いだから、あれをくれ。」と、もっと高い方を欲しがる客が多い。
豆腐一丁でも「いつから値上げをしたんだ。」と文句を言う。
すると店の人も負けておらず「そんなら買うな。他の店に行け!」とやり返す。
これでは韓国人客が減るのは当たり前。
もっとも、このやり取りを眺めているのは実に愉快。

「どうして韓国人はこうなんだ。」とこぼす彼らに「だから日本国民は迷惑をこうむっているのよ!」と言ってあげる。

   どの家の庭にも小菊が満開
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     チビは自分好みの犬を見付けては、追いかけ回すので有名になっている
by arata-tamiko | 2017-10-03 09:10 | 諸々の出来事 | Comments(0)

心優しい人たち

留学生活残すところ5日のTさんは料理上手で、中でもチーズケーキは逸品で私の大好物。
今朝「最後に、もう一度味わってもらいたくって。」とチーズケーキを我が家に届けに来られた。
既に引っ越し荷物を出した今では、焼くのも大変だっただろうと感謝の言葉もない。

手伝いに日本から来られたご両親は、四国の田舎住まい。
お父様は退職後、有機栽培に情熱を注ぎ無農薬のお米を是非とも私に味わってもらいたいと意気込んでおられた。
ところが、天候のせいで収穫が遅れ、それでは申し訳ないと無農薬のお米を購入して持参された。
前に戴いた有機栽培で育成した柚子の無添加の絞り汁は唸るほどの美味しさ。
今回も小瓶一杯にして持ってきて下さった。
「此の親にして此の子あり」とは、この親子のためにあるような諺。

7年前にお世話をしたご夫妻、いまだに盆暮れには私が愛用する「あごのダシ」大袋二つと高価なお茶二袋を日本から送り続けてくれる。
有難さと感謝が募るほど、お返しが出来ない私は、心苦しさに何度もお断りしているのだが「こうやって贈るのが、私にはとても楽しみなのです。」と言う。
二年前「主人が教授になり転居します。」と知らせがあり、生まれ育った九州から見知らぬ東北での生活に一抹の不安を感じる内容だったので「これで送ってくるのを止めるかも!」と思ったが駄目だった。
この宅急便の箱の中には、かならず自筆で書いた近況を知らせる手紙が入っている。
こんな奇特な人がいるのかと思ってしまう。

人生で、このような心優しい人々に巡り合えた私は、とても幸せ者。

   秋晴れ
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            長年このダシのみを使い続けている
by arata-tamiko | 2017-09-12 13:26 | 諸々の出来事 | Comments(0)

万引きと私の無知   8/28/17

一時はマラソン選手として活躍した女性の万引き事件が取りざたされているニュースを観ながら、もう二十年以上前の出来事を思い出し苦笑。

お世話をしていた英語学校に通う生徒から「万引きで疑いを掛けられた友達を助けて下さい。」と彼も困り切っている。
紹介された若い男性、Sさんの話は、正確ではないがこのような内容だった。

何でも日本全国の病院同士が、患者のカルテや画像をコンピューター上で送れる相互関係のシステムを学ぶために、N大学からこちらに送られてきたそうだ。
誰しも知るN大学、そして大学からボストンの会社に宛てた紹介状や大学から手渡されたと金色のクレジットカードも見せてくれた。
でも、今考えればカードは怪しいものだったかも。

コンピューター関係の大型店、Micro Softで新商品が発売され持って出ようすると、万引きで捕まったと言う。
「支払っていなかったの?」と訊いた。
「僕みたいにゴールド会員になると、新製品お試しが出来てカスタマーサービスの人に見せるだけで良いのですよ。誤解されたんですよ。」
Micro Centerに行ったこともない私でも、変だな~とは思ったが、その恥もてらいもなく話す様子に「疑ってはいけない。」と自分を戒めたくらい。

彼が研修を受けているMIT近くの会社に行くと上の人が出てきて「彼の言動に関して我が社とは何の関係もありません。大学からの依頼で受け入れただけです。」と突っぱねられた。
次にMicro Centerから指定された日に私一人で行くと、二人の男性が部屋で待っていた。

「彼は、貴女に言い訳を言っているようですが、私たちは挙動不審の彼が店を出るまで待ちました。
タクシーに乗り込んだ時に声を掛けると、彼は慌てて盗んだ商品を上着で隠そうとしました。これでも彼は誤解だと言い張るのでしょうか?」
「でも、彼は有名な大学から送られて来ているのですから、盗む必要もないと思うのですが。」
「信じがたいことですが、捕まえてみれば著名なHarvard大学の教授やMITのノーベル賞受賞者もいましたよ。社会的地位やお金は関係ないのです。」

当時の私はコンピューターが何であるやも知らず、ましてや触ったこともなかった。
コンピューターを仕事に使う友人に電話をすると「私もそこの会員よ。でも新製品をカスタマーサービスに見せるだけでお試し期間があるなんて聞いたこともないわ。」と大笑いされた。

後年、その友人が私にパソコンを教えるようになったが、使えるようになった今、つくづく何と私は無知だったのだろう、、、と、自分の馬鹿さ加減に呆れている。
N大学を全面に出してきたことで、彼を信用してしまった典型的な日本人だった。
友人がいみじくも「言葉が出来ないアメリカで万引きが出来るのだから、日本では相当していたでしょうね。病気ね。」と言った。

   日中も上着が必要となってきた
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      気候と土の違いか、こちらの花々は日本よりも色鮮やかに見える
      毎年、この花を堪能している。
by arata-tamiko | 2017-08-29 07:58 | 諸々の出来事 | Comments(0)

真の親日   8/11/17

日本の植民地時代を知る韓国人の友人たちがだんだんいなくなる。
一ヶ月前には、十数年来の大親友だった友が84歳で逝ってしまった。
12歳まで日本語教育を受け、日本の文化や文学を愛し、生涯日本から文芸春秋を取り寄せ愛読していた。当時の女性ながら高等教育を受けアメリカで大学院を修了した。

25年前に亡くなった彼女の韓国人の夫もソウル大学を首席で卒業をした秀才で、李承晩ラインを引いた李承晩大統領から恩寵の金時計をもらったそう。
夫の中学時代からの大親友であったR氏を彼女から紹介され、日本を訪れる先々で俳句を詠み日本人以上に日本文化を敬愛する韓国に住む86歳のR氏と、未だ会う機会がないまま十年以上メールのやり取りをしている。
国交断絶のあとは、自分でラジオを組み立て日本からの放送を聴き日本に住む日本人とハム交信をして日本語を忘れないように努力したそうだ。

日本から戻られたR氏から帰国報告があり、日本語での情景描写、中学2年までの日本語教育とは到底思えない文才に毎度ながら感動を覚える。

神戸から一昨日帰りました。
夕食会とバンケットのほかには学術行事の連続で緊張が続いたせいか、我が家に帰るなり、トランクの後片付けもせず長椅子にぶっ倒れてしまいました。

今回の会場は神戸の人工島ポートアイランドに建つ兵庫県立大学大学院でした。
阪大での定年の後この大学院の応用情報科学研究科に移ったS教授が大会のGeneral Chairでした。始終VIPの待遇をしてもらいました。

神戸三宮駅からモノレールでつながれたポートアイランドには、大規模な大学、研究などの機構のほか、総合病院がありモノレール等の交通便もあってひと通りの都市機能を備えた日本最先発ウオーターフロントだそうです。

特に会場の建物と渡り廊下で繋いである理研の京コンピューターセンターのシステムは世界第一のスーパーコンピューターで、その威容は実に圧倒的でした。
体育館ほどの広いスペースに864台のラツクの集合体のシステムの赤い全面に「京」の筆書が見えました。京とは兆の一万倍の単位です。一秒間に一京回の計算が出来る超機能の実体に、初めて目にする世界唯一の人類の偉大な記念物の前に立ったような気がしました。

大会初日の8月7日に台風5号が関西地方を襲いましたが、室内の行事で差し支えはありませんでしたた。
夕方のバンケットは銘酒「福寿」の蔵元である神戸酒心館の大宴会場「さかばやし」でやりました。尺八と三味線の雅やかな楽音が流れる中、舞台に大きな酒樽が鎮座しているので、”鏡びらきかな”とつぶやいたら、同席の早稲田大学のT教授が”先生の日本語は並大抵じゃない”と言われました。

スウェーデンのノーベル賞晩餐会の公式酒に3度も選ばれた大吟醸の中でも、特選大吟醸「福寿」の香りと味が格別でした。飲みすぎないよう、合間にお冷で腹の中のアルコール分を薄めながら存分楽しみました。綺麗に盛られた鯛と鮪のお造りを含めた9点の和食の締めくくりに出されたご飯が、普段食べているのとは全く違った艶と食感なので、手にした茶碗の中にしばらく見とれてしまいました。

以上、とりとめのない帰国報告でした。


日ごとに日が短くなる
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     7羽もいた七面鳥の家族。 今は子供たちは去り親の夫婦のみが残った。
by arata-tamiko | 2017-08-12 10:55 | 諸々の出来事 | Comments(0)