奇遇   8/24/08

  昨日、お店に来た日本人客からCさんの逝去を知らされた。個人的なお付き合いはなかったが、日本食がアメリカ人の間に浸透していなかった何十年前に女性一人で小さな日本レストランを開き精一杯生きてきた話は聴いていた。最後にお店に来た時も、75歳とは思えぬお洒落な格好で元気そうだったのに肺炎をこじらせたそう。

 今日買い物リストを手にして助けを求める外人女性の品物選びを手伝った。
「何か照り焼きソースでも作れそうな品々ですね?」と冗談を言うと「其の通りよ。何十年お店の照り焼きソースを作ってくれていた日本人女性が急死してね、困っているのよ。本当に人柄の良い人でね、レストランも経営していたのよ。」と言う。
「それって、まさかCさん?」と訊くと「そうよ!知っているの?」と私の腕を掴んで喜ぶ。
「信じられないでしょうけど、彼女亡くなる一週間前に”レシピーを上げる”って突然言うのよね。何十年私のお店の照り焼きソースを作っていて今更何を言うのって笑って取り合わなかったの。でも、彼女レシピーに必要な品物のリストをくれたのよ。今になって感謝するわ。彼女は予感があったのかしら?」と話してくれた。

 客のレストランの名前は”Court House Seafood"で同じ建物内で新鮮な魚屋も出している。
New Deal Fish Marketから数ブロック離れた場所にある。

 午前中のお客様が北京の日本大使館時代の同僚を私が知っていると知り世界は狭い、、、と驚いていた。彼の好物の話をすると、どうして知っているのか?と訊く。始めて一緒に中華レストランで食事をした時、数あるメニューの中から躊躇せず彼がその品を選んだから、、、と言うと、記憶がいいと褒められた。

 そして今日10年ぶりの知人とお店で遭遇。今のビジネスを始める直前に自衛隊の陸海空の留学者たちと知り合い我が家に集まってはお話会をもった。三人とも防衛大出身で将来は約束されていた。海軍のSさんは2年前にロードアイランドのWar Academyに再留学された時に何度かお目にかかった。
この陸上自衛隊のNさんは現在ワシントンDCに派遣されているそうで、仕事でボストンに数日来られたとのこと。昨夜奥さんと私のことを話していたそうで「新田さん、新田さんですよね?こんなところで、、、?」と見たものが信じられない声を出して訊く。
私の今のビジネスを知らないNさんにしてみれば韓国のお店で働く私に仰天したようすが感じられ「趣味で働いているのよ。」と安心させる。
 私も「Nさんよね?Nさんね。」と声を上げた後「貴方、お寺さんの息子さんで、達筆な字を書くわよね。」と言うと「実家はお寺ですが、達筆かどうか、、、?でも凄い記憶力ですね。」と、また褒められたが、本当に昔のことは我ながら驚くほど覚えている。
(しかし宝塚の姉いわく「どうしょうもないことは覚えていて肝心要のことはサッパリ」だそう)
しかし、しかし、、、昨夜何を食べたかを思い出せないことが多い。これは恐ろしいことだ!
かなり危険。

  最高のお天気!
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                 私のお客さんの第一子”結菜ちゃん” 2ヶ月
              公園デビューならぬ、お店デビューで始めて対面できました
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         一週間に一回芝刈りが入るのにキノコが生えてきます
         ある知人の話では、今年は多雨のせいで十年ぶりのキノコが豊作の年
         NYタイムズにキノコ狩りで賑わう記事が載っていたそうです
         私がブログに載せたキノコの写真を見た知人は「どれ一つ食用キノコでは
         ない」と言いました 残念!      
    
by arata-tamiko | 2008-08-25 14:25 | 興味ある話


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