己を犬と知らぬ犬   12/18/07

 昨日(17日)の早朝、チヒョンはソウルに帰国。出発前夜、彼女の大好きな俳優のドラマを私が持っていることを知ると私の部屋で深夜過ぎまで見ていた。しかし、あれほど興奮して我を忘れのめり込む女性を初めて見た。その俳優がキッスをする度「アンデー(止めて)!」と、私のベッドにひれ伏して叫び悔しがる。他のシーンでも画面に指を突き出して怒ったり同意したりと傍で見ていて実に楽しかった。
 韓国ドラマには父親がゴルフパットで息子を殴るシーンがよく登場するが、このドラマでも散々痛めつける。「これドラマだからでしょう?」と聞くと「弟が約束の門限を守らなかった時、父がパットで殴りました。」には「本当?」と思わず聞きなおす。それも16歳の弟の背を酷く殴り、母親は固まってしまい彼女はオイオイ泣いたそうだ。「それでどうなったの?」と聞けば「もちろん弟は床に膝をついて謝りました。でも友達のお父さんもパットで殴ったそうです。」には「へぇ~。」の言葉しかなかった。

 お客さんのTさんご夫婦が、お正月休みを利用して旅行に出かける間、愛犬の”うめこちゃん”を我が家に預かることになった。突然見知らぬ家に置かれるのは可哀想と思い、今日来てもらった。うめこちゃんは、他の犬と遊んだことが殆どないので自分が犬であることを自覚していないみたい。聞くと、やはり散歩で他の犬と会うと恐がって逃げるそうだ。
我が家のチビは人好き犬好きときているから嬉しくって彼女を追いかける。恐怖のうめこは階段に逃げる。階段を下りる事が出来ないチビは上で待ち続ける、うめこは益々恐怖におののき固まる。チビは呆れ果て最後には全く相手にしなくなり、うめこはソロリソロリと部屋を歩き始めたがチビと目が合うと疾風のごとく逃げていく。

 午後Meiさんがお正月のポチ袋作りにきてくれた。私のパソコンのNECから、いろいろな情報が送られてくる。去年のポチ袋の作り方は簡単で説明を読みながらプリント出来たが、今年のは読んでも理解できない。結婚前の仕事はウェッブデザインの仕事をしていたそうで、いとも簡単に(大変だったのかもしれないが、私にはそう見えた)可愛いネズミの漫画入りポチ袋を印刷してくれた。その上孫達の名前まで入れて。

         http://121ware.com/navigate/enjoy/usage/chotry/081/
                                  (NECから)

 2台のパソコンが配達された。これでやっと一段落。シカゴのAAの”Lost & Found”から電話があり「いったい全体どうして間違ったバッグが送られてきた、、、等と勘違いしたの?メッセージを聞いた時は胆が冷えた。」と言われた。しかたなく「我が家に泊まっている別の友のバッグが届かず、後で配達されたので勘違いしてしまった。」と返事をしておいた。

   日中ゼロ度でも暖かく感じる
己を犬と知らぬ犬   12/18/07_d0024276_13444532.jpg

            2時間近く経ち、うめこはチビに近づけるようになったが
            お母さんの足元にかくれながら未だ伏目がち
己を犬と知らぬ犬   12/18/07_d0024276_1348528.jpg

                    次はチビと目を合わせられるようになった
己を犬と知らぬ犬   12/18/07_d0024276_1349193.jpg

             しかし今日の出来事は小さなうめこに取っては
             余りにも重圧 精神を癒すには安寿の地が必要
己を犬と知らぬ犬   12/18/07_d0024276_13541740.jpg

             お母さんの匂いがするバッグにもぐり込み安堵
             そして深い眠りに入っていった

            



 
by arata-tamiko | 2007-12-19 14:10 | 楽しかったこと


<< 李明博氏を選んだ理由   12... 偶然の出来事   12/17/07 >>