粂原さん到着   10/8/07

 「60 Minutes」と言う私の好きな番組がある。アメリカの新商売「DNAを使って貴方の先祖を探し出します」を紹介していたが、これは面白かった。NYの黒人女性が依頼した会社から「何代か前に繋がりを持つ子孫は現在ミズーリー州に住んでいます。」との調査結果だった。偶然その男性も同じ会社にルーツ探しを頼んでいたためDNAが一致したそうだが、相手は白人。
 人種差別で名高い地に育った70歳過ぎの白人男性が飛行場に着いた黒人女性を抱きしめての大歓迎。彼が信じる先祖を同じくする黒人女性が自分と似ていると嬉々として言う有様は滑稽としか言いようがない。インタビュアーも笑い出す。
ちなみに、その黒人女性の口内の細胞を4社に送った結果は、各社全く違ったルーツ報告。
初めに開いた一社の封筒に入っていた仰々しい証明書に「アフリカのXX地方に住むXX族が貴方のルーツです。」と書かれていた。読み終わった彼女は「オォー、長い間、私が捜し求めていた故郷よ。」と歓喜に咽ぶ
次に開いた2社目のDNA結果報告では「アフリカのXX地方がルーツです。」と全く違った地名に彼女は怪訝な顔。次の三社は、聞いたこともないアフリカ現地人の先祖の名前。困惑の後、彼女も大笑いを始めた。
スタンフォード大学の教授が笑いながら以下のコメントを述べていた。

  8代さかのぼると286人の両親
  20代さかのぼると100万人の両親

それでも、この商売は成長を続けているそうだ。寂しいアメリカ人が求める心理をついている。

 粂原さんが着いた。日本から沢山の品々を持参してくれた。木戸さんからのギンナンをカバンから取り出しながら「見てよ、この量!何が”少しだから持って行ってよ”なの。」と悪たれをついていたが、彼女が持参したお菓子もバッグから続々出てくる。ギンナンが入った袋の上には一筆「ありましたよ。」と書いた優しいメモが貼り付けられていた。
坂田さんからは韓国の爆笑シリーズもののビデオと佃煮。
 夕食に行く途中、前田さんの携帯に電話をすると彼等もCafe Sushiに行く途中だった。今朝の4時過ぎにLAから前田さんは帰宅したそうだが、明日から又練習が始まる。
皆でお店のサービスの揚げ物を食べていると、前の席に座った夫婦がウェイトレスに同じ揚げ物が食べたいと言っているのが聴こえた。メニューに無いと言われた二人の余りにも残念そうな顔。「どうぞ食べて下さい。」と残りの揚げ物をお皿ごと差し出すと大喜び。

   午前中、久しぶりの雨 それでも未だ湖は干上がっている 
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                   炒って食べることを思うだけでも幸せ一杯
                   しかし確かに重かった
by arata-tamiko | 2007-10-09 12:46


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