ごめん 食べれない!   5/22/07

今日はヒョンウー夫婦とピクニックに出かける!と、はしゃぐスヨンに「どこへ?」と訊けばレンサムのアウトレットだった。張り切ったスヨンは、昨夜から仕込みにかかり今朝は早起きして巻き寿司作り。
具は「かんぴょう、沢庵、蟹かま、山牛蒡、ホウレン草、卵焼き、ソーセージ」と盛り沢山。私のためとお皿に積み上げた一切れを口に入れたが飲み込むのに苦労した。酢の代わりに胡麻油が使われ海苔にも胡麻油がベッタリと塗られている。そして卵焼きは風味が全くなく大量の砂糖でネットリと甘く極め付きは、すのこでギューギューと押して、それでも足りずに握り締めているから胡麻油味ご飯は糊を食べているよう。「美味しい?」と聞くスヨン、可哀想だが嘘をつくわけもいかず「不味い!」と返事をすると「これは韓国式のキムパップ(巻き寿司)よ。日本風は美味しくないわ。」と言う。小さい頃から食べている風味の方が美味しいのだろうが、正直吐き出したい世にも奇天烈な味だった。苦いお茶を作って口の中の胡麻油の臭いを消した。
 今日のお客さんは国からの援助削減で人員整理があり、研究者の再就職は大変なので思い切ってアメリカに出てきたそうだ。いかにも研究者と言ったタイプの穏やかな人柄。「子供の時から”良い子”と言われていたでしょう?」と言うと「エェー、まぁー。」と笑っていた。
 閉店ギリギリに「お腹すいた~。」とCafe Sushiに飛び込む。いつものごとくチラシを頼むと昨日の大トロを入れてくれた。シェフが「昨日の学生、いい家庭のお嬢さんでしょう?」と言うので「そうよ。いい子よ。でもどうして分ったの?」と訊いた。「身に着けているものが違いますよ。」と、バッグがブランドでネックレスが何とかで、、、と言うので「どうして分ったの?」と不思議。「見れば分りますよ。ルイビトンのマークだってついていますから。」と言うのに、私は「へぇ~。」と感心。
 夕方のニュースで6年前に妻と11ヶ月の娘を18歳の未成年者に寄って失った若い父親が「死には死を持って償うべき。」と記者会見をしていた。私も全く同意見。この男性を見るたびに毅然とした態度と落ち着きに感心させられている。すると次は弁護士側から「殺意はなかった。」と反論ニュース。己の欲望のために天使のような赤ちゃんまで殺めておいて「殺意はなかった。」だって?

   晴れ 風あり
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             三人前のお弁当 ものすごい量に驚くと「韓国人は
             食べるから。」と言う 沢山盛ってくれた私の分に
             すまなく思う
by arata-tamiko | 2007-05-23 13:08


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