釜山到着   7/29/06

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 世の中こんな事があるのだろうか。。。と言う出来事を関空で経験をした。山陽特殊製鋼からMITに送られた林さんと言うお名前の方。未だ現在のビジネスを初めていない頃の自動車保険のお客様だったが、帰国されてからも季節毎の連絡を頂いていた。何ヶ月か前に「十年ぶりにボストンを訪れます。」とメールを頂き、奥さんも紹介したいとも書かれていた。残念な事に私の日本行きと日程が重なり、お互いに「何とか次には。。。。」と言い合った。
出国手続きも終わりゲートに向かいながら何気なく横を見ると、林さんが奥さんらしき女性と幸せそうに同じ方向に歩いている。「林さん、林さんですよね?」と声をかけると、彼も唖然とした表情で「新田さん、で‘す‘よ‘ね?」と返事をする。「貴方も釜山に行くの?ボストンではなかったの?」「いいえ、ボストンですよ。」と笑い出す。偶然が重なりNWのゲートはお互いに近かった。お陰で十年ぶりで顔を見て話しが出来、良妻と誉の高い奥様ともお会いできた。昔から私は何か願うと現実になる事が多い気がする。金銭は別にして。。。。
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                           林さんご夫妻

 釜山飛行場に午後の2時40分到着。懐かしいオバちゃん、運転手だった金さんが待ち受けていた。オバちゃんの義理の息子は個人タクシーの運転手。彼の車に乗って海雲台に住むオバちゃんの2番目の娘、オガ夫婦宅に向かう。この娘さんは顔や体格だけでなく、性格も一番オバちゃんに似ている。オガ夫婦は私の手を取って迎え入れ、食卓には十種類近い料理が並んでいた。私の大好物、ケジャンも料理してくれていた。これは生きた蟹を半割りにしてニンニクとトンガラシ醤油に漬け込み、チューチュと身を吸って頂く味の醍醐味。オガ手作りの梅をコチジャンに漬け込んだものも美味しく、姉と私にと出発の日、土産に頂いた。
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                 蟹の甲羅に、ご飯をのせて頂く味は格別
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                      まだまだ、この後出てきた

 今回もホテルに泊まるつもりだったが、何としてでも私にこれ以上の出費はさせたくないと、オバちゃんが自宅に泊まるように哀願した。金さんが、帰途小声で「もし不便を感じるようだったら言ってください。ホテルを既に予約していますから。」と言う。築30年は経つ古いアパートだったが、私が泊まる部屋はオガ夫婦が綺麗にペンキをして古いテレビの上には植木鉢の花、そして愛情あふれる飾り付け。エアコンもない室内でペンキ塗りをするのは拷問に等しかっただろうに。。。と思うと、どんなに不便を感じてもホテルに移ることは出来ないと思った。
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       余りの変わりように、金さんが「同じ部屋を見ているのだろうか?」と独り言
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by arata-tamiko | 2006-08-15 12:54


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