路上試験   6/5/06

  萬代さんご夫婦は年式が古くとも念願の車が手に入り、その喜びは側にいる私にも伝わる。ご夫婦のアパートから大学の研究所は近いのだが、研究室の場所がキャンパスの一番奥のため、門から遠く大変な思いをしていた。チカちゃん御夫妻が三年に渡り愛用してきた車を萬代さんに紹介したが、この売却で伯野さん夫婦がいなくなる実感がしみじみ湧き上がった。
 ジップカーを借りては食料品の買い物をしていたそうだが、一見安く感じるこのレンタルもかなり値段がかかるそうだ。金銭的には、ともかく返却時間が迫ると買い物をしていても気が気でないそう。
 幸代ちゃんは、いよいよ水曜日に路上試験。帰国の航空券購入の事もあり、もし路上試験を再度挑戦しなければならない最悪の場合を考え何度か連続日で試験の予約を。。。。と計画した。でも一旦落ちると最低でも10日の期間を置かないといけないそうだ。ペーパーテストの時は「幸代ちゃん、これは常識問題よ。もし落ちれば常識に欠けている事になるからね。」と、からかっていたから、彼女は「路上試験も常識かな~。」と言っている。でも彼女は抜群の運動神経を持っているし、教官のフランクは試験コースを彼女に練習させているから余り心配していない。
 自分の仕事が終わった後、Reliableに昼食の鮭を料理に行く。新製品の奈良漬の酒かす味噌が沢山樽に残っていたので二日前から鮭を漬け込んでおいた。殆どの文化が韓国から来ていると言うのに、この味噌や酒粕につける食文化は日本独特のものなのか、皆「美味しい、美味しい。」と初めての風味に感嘆していた。彼等が口にしたことがない日本食を料理して反応を見るのは楽しい。
 久しぶりに中国人の友、張さんに電話をすると歯茎の手術を受けたそうで、歳を取るものでないとこぼしている。それは私が言いたいセリフ。彼女など未だ未だ若い。

   太陽が出て温度少し上がる 何とか半袖でも過ごせる 
by arata-tamiko | 2006-06-06 21:53


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