大好物の揚げ餅   4/4/06  

 朝の10時に岡本先生を陸運局にお連れするので、早くに起きて日本からのメールに目を通してからインタネットでサンケイ新聞を読む。トップで載る「ヨン様の持ち株評価額が122億円」が目に入る。韓国の芸能界に関係する日本の友人から、彼がゆくゆくはビジネスで身を立てるつもりであるとは聞いていたし又頭の良さ、ビジネス感覚についても聞いてはいたが金額の桁が並みの人間とは違う。彼は日本に足を向けては寝れないはず。「冬ソナ」が日本でこれだけブレイクしなかったら、韓国では「One of them」の俳優で終わっていただろうし、いくら孫社長の奥さんが彼のファンだって、孫社長は共同投資はしなかっただろう。彼の知名度で株価が上がる事を二人で読んだのだろう。

 陸運局で対応してくれた女性は岡本さんの名前を一目見て「日本人ですか?」と聞く。日本が大好きで文化、芸術などを勉強したそうだが、それよりも、長年通い続けている陸運局で笑顔で対応してくれる人と初めて会った。岡本さんが私のお客様から購入したバンは我が家に置いているので家に戻る。プレートを付けた後、ジョアン宅まで彼は私の後ろをついてくる。

 急いでBrightonの萬代さんご夫婦のアパートに向かい、家具屋に直行。今夜に配達してくれるそうだから、食事もテーブル席で出来る。
 韓国のパン屋に寄り私の大好物の揚げ餅を16個買う。外側をゴマでまぶし中は餡子。ショーケースには6個しかなく10個はその場で作ってくれたので、熱々の揚げ餅を三人でフゥーフゥーしながら食べたが美味しいなんてものではない。幸せを感じる。
大好物の揚げ餅   4/4/06  _d0024276_11535543.jpg

                揚げたてを三人で食べたので13個
               (Seoul Bakery 617-787-6500)
 Comcastに行き、ケーブルテレビの申し込みをする。例の男性は見当たらず他の女性に「私にコミッションをくれると言いながら、どこに行ったの?」と聞くと「逃げたんじゃないの?」と笑う。
工事は木曜の一時から三時までの間でお願いすると「もし工事人が3時を一分でも遅れたら、お詫びに$20のクーポン券をもらえるからね。工事人も到着時間を記載してくれるから気をつけていてね。」と教えてくれた。こんなシステムがあるなんて全く知らなかった。
 それで私が萬代さんに「それなら工事人が来てもドアを開けてはダメよ。一分過ぎるまで待って開けるのよ。」と言うと、その女性の人も「なんて悪い人でしょう。」と皆で大笑いをした。
その時、昔の汽車の旅を思い出した。祖母は九州の田舎から一人で東京に出て孫の教育のために深川に家を買い孫の何人かと住んでいたので、私も母に連れられて東京に何度か行った。その頃の東京への旅は汽車の中で一夜過ごさなければならない。そして確か2時間だったと思うが、それを一分でも超えると切符は全額払い戻しになるので、少しでも遅れが出始めると車内放送で刻々と知らせる。
「只今この汽車は一時間半の遅れが・・・。」とか「一時間45分の遅れが・・・。」となると皆真剣な顔つきになって聴いている。そして遅れを取り戻し始めると、大人達が車内放送を聴きながら一喜一憂する様子が、子供心にとても可笑しかった。
 この後TargetとBest Buyに行き生活用品とテレビを買いSS オフイスに行きソーシャルシキュリティーの申請を済ます。
 Reliableに行くとギョンヒとヤチ アジュンマが働いていた。ヤチ アジュンマの本当の名前は知らないが、野菜売り場を担当しているので私が「野菜(ヤチ) おばさん(アジュンマ)」と呼んでいると今では皆がそう呼び始めた。後ろからマリソルが「タミコ~。」と抱きついてくる。
帰ろうとすると二人が追いかけるように「いつ働きに来るの?」と聞くので「金曜日かな?」と返事をした。揚げ餅を3個あげてくる。
 チカちゃん宅に寄り、名古屋のお母様からの和菓子を頂く。ヨシ君はお昼寝。不要になったヨシ君の可愛い服を沢山マリソルのために頂く。チカちゃんは揚げ餅の大ファンだから大喜び。
パーキング場で鵜飼さんとバッタリ会う。やはり不要の服を友人達に声をかけて集めてくれたそうでご褒美に揚げ餅。
 萬代さんの奥さんに「貴女のお父様はご主人を初めて紹介した時、とても気にいったでしょう?」と聞くと「えぇ。」と返事をした。「娘よ、あっぱれ!」と言った?と聞くと「流石、わが娘。」と言ったそうだ。ご主人は顔を赤くしている。
 萬代さんの大荷物をアパートに運び込み安さん宅に向かう。途中Belmontの中華料理店に寄り、今日初めての食事をする。真田さんご家族とお会いする。
 坂田さんからお借りしているソ・ジソブの「ごめん 愛している」のDVDを3枚、安さんに貸したところ感動したそうで残り5枚を貸してくれないか・・・と電話があった。彼女はとても控えめな人なので、このような事は余り言い出さないのだが、よほど感動が大きかったのだろう。
私達は日本語吹き替えのものは一切見ないが、安さんは日本語も日本文字も完璧だから下に書かれている数多くの日本語訳の間違いを残念がっていた。
 飛行場に河内先生をお迎えに行ってくれた大橋さん宅に帰途寄り、揚げ餅を全部渡す。。もう箱には一個も残っていない。

   久しぶりの雨 先日の初夏のような天候が嘘のような寒空と氷雨



   4・4・06
by arata-tamiko | 2006-04-05 12:18


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