真の親日   8/11/17

日本の植民地時代を知る韓国人の友人たちがだんだんいなくなる。
一ヶ月前には、十数年来の大親友だった友が84歳で逝ってしまった。
12歳まで日本語教育を受け、日本の文化や文学を愛し、生涯日本から文芸春秋を取り寄せ愛読していた。当時の女性ながら高等教育を受けアメリカで大学院を修了した。

25年前に亡くなった彼女の韓国人の夫もソウル大学を首席で卒業をした秀才で、李承晩ラインを引いた李承晩大統領から恩寵の金時計をもらったそう。
夫の中学時代からの大親友であったR氏を彼女から紹介され、日本を訪れる先々で俳句を詠み日本人以上に日本文化を敬愛する韓国に住む86歳のR氏と、未だ会う機会がないまま十年以上メールのやり取りをしている。
国交断絶のあとは、自分でラジオを組み立て日本からの放送を聴き日本に住む日本人とハム交信をして日本語を忘れないように努力したそうだ。

日本から戻られたR氏から帰国報告があり、日本語での情景描写、中学2年までの日本語教育とは到底思えない文才に毎度ながら感動を覚える。

神戸から一昨日帰りました。
夕食会とバンケットのほかには学術行事の連続で緊張が続いたせいか、我が家に帰るなり、トランクの後片付けもせず長椅子にぶっ倒れてしまいました。

今回の会場は神戸の人工島ポートアイランドに建つ兵庫県立大学大学院でした。
阪大での定年の後この大学院の応用情報科学研究科に移ったS教授が大会のGeneral Chairでした。始終VIPの待遇をしてもらいました。

神戸三宮駅からモノレールでつながれたポートアイランドには、大規模な大学、研究などの機構のほか、総合病院がありモノレール等の交通便もあってひと通りの都市機能を備えた日本最先発ウオーターフロントだそうです。

特に会場の建物と渡り廊下で繋いである理研の京コンピューターセンターのシステムは世界第一のスーパーコンピューターで、その威容は実に圧倒的でした。
体育館ほどの広いスペースに864台のラツクの集合体のシステムの赤い全面に「京」の筆書が見えました。京とは兆の一万倍の単位です。一秒間に一京回の計算が出来る超機能の実体に、初めて目にする世界唯一の人類の偉大な記念物の前に立ったような気がしました。

大会初日の8月7日に台風5号が関西地方を襲いましたが、室内の行事で差し支えはありませんでしたた。
夕方のバンケットは銘酒「福寿」の蔵元である神戸酒心館の大宴会場「さかばやし」でやりました。尺八と三味線の雅やかな楽音が流れる中、舞台に大きな酒樽が鎮座しているので、”鏡びらきかな”とつぶやいたら、同席の早稲田大学のT教授が”先生の日本語は並大抵じゃない”と言われました。

スウェーデンのノーベル賞晩餐会の公式酒に3度も選ばれた大吟醸の中でも、特選大吟醸「福寿」の香りと味が格別でした。飲みすぎないよう、合間にお冷で腹の中のアルコール分を薄めながら存分楽しみました。綺麗に盛られた鯛と鮪のお造りを含めた9点の和食の締めくくりに出されたご飯が、普段食べているのとは全く違った艶と食感なので、手にした茶碗の中にしばらく見とれてしまいました。

以上、とりとめのない帰国報告でした。


日ごとに日が短くなる
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     7羽もいた七面鳥の家族。 今は子供たちは去り親の夫婦のみが残った。
by arata-tamiko | 2017-08-12 10:55 | 諸々の出来事 | Comments(0)


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