犬養道子氏の奉仕精神   7/28/17

犬養道子氏が96歳で亡くなった記事を読み、ある日の会話を想い出す。
ハル・ライシャワーさんが「犬養さんから結婚相手を探して欲しいと頼まれているのよ。」と言うので「あれほどの女性でも結婚をしたいのですか?」と信じ難かった。

当時犬養さんは60代半ば、その上5・15事件で暗殺された前首相犬養毅の孫。
母は伯爵家の出と絢爛たる家柄に育ち世界を駆けまわる女性でも、いまだに結婚願望があることに驚かされた。
「世界で活躍をしているのですから、立派な男性との出会いはいくらでもあるでしょうに。」
「だからかえって難しいのよ。」
「それで見つかったのですか?」
「だって注文が多いのですもの。」
これには笑った。

「失礼ですが、ハルさんのような家柄なら多くの出会いがあったでしょうに。それを40歳過ぎてライシャワーさんと結婚されたのは、よほどの魅力があったのでしょうね。」と訊いたことがある。
「日本の男性は幼稚なのよね。かと言ってアメリカの男性は余りにも日本を知らなすぎて、いちいち説明をするのも面倒でね。そこに日本で生まれ育ち、両国を理解するエドウィンと出逢い結婚に踏み切れたのよ。」

女性二人が取り組む世界の飢餓や難民救済に関しての話を、もっと詳しく聞いておけば良かったと今にして悔やむ。
犬養氏は資金集めに奔走するだけでなく、遂には父親から譲り受けた屋敷まで売ってお金を作った。
ある時、ハルさんに「いろいろな講演やインタビューを受けていますが、出演料の設定はどうやって決めるのですか?」と、思えば失礼な質問だった。
厭な顔もせず「相手に任せます。そしてその全てはカンボジア難民救済に寄付してもらいます。」と言われた。
ハルさん自身も難民たちを家に預かっていたようだ。
常に不思議に思うのは、どうして日本の宗教の教祖や信者たちは、このような奉仕の心がないのだろうか?

犬養氏の数ある著書の中でも、物心つくころから始まる彼女の経験が綴られた「花々と星々と」は、一読に値する。
中でも5・15事件で祖父が暗殺される現場の描写は圧巻。
犬養氏を暗殺せんと抜刀を携え、血相を変えて室内になだれ込んだ青年将校たちの前に仁王立ちになり「まず靴をぬぎたまえ。」とたしなめ「ゆっくり話そう。」と彼らを居間に案内をする。
次に襲ってきた別の青年将校たちが発砲した銃弾を何発も頭や体に受けた後も、お膳に両手をつき吸いかけの煙草を手に持ったまま座った姿勢を崩さない祖父の一挙一動を幼い道子氏は記憶している。

浅はかで愚かな行動で世間を呆れさせる最近の議員たちとは、まるで別種の日本女性二人だった。

   気温の変化が激しい

  旧ソ連であるラトビア出身のVitasが、2000年に"Opera #2"で舞台デビューを
  した時は、この高音と容姿にロシアだけでなく世界が熱狂した。


    そして今同じく旧ソビエト連邦から独立したカザフスタンの若い歌手が
    デビューをし、高音で人々を魅惑している。
    楽屋に集まる中国の歌手たちの驚嘆する表情が可笑しく、特に上から
    下まで飾りつけた化粧の濃い中年女性。完全に陶酔しきっているのに
    は爆笑。(1:11)
    デビュー当時から比べると、彼は目を整形している。
by arata-tamiko | 2017-07-29 11:44 | Comments(0)


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