ヨ・ウンヒョン   12/29/05

 寿屋から借りてきた韓国映画の「オアシス」を見終わったが、ベネティア映画際で賞を取っただけある。世間では相手にされない二人、1人は少々知能の低い刑務者帰りの男と重度脳性マヒの女性が彼らだけが分かり合える情愛を育てていく物語だが一般人には理解できず最期には又彼は刑務所に戻る・・。女優は1年間、脳性マヒの女性と過ごしたと言うだけあって演技とは思えない凄さ。撮影が終わった後、骨盤のずれの治療で入院したそうだが、さもありなんと思う。
金さんの奥さん、安さんが又その女優の本当の顔の画像を送ってきてくれた。まるで別人を見るようで驚きを増す。男優も動きだけで知能が劣ると分らせる演技。名作を見たあとの気分はとても良い。借り賃は一ドル。たったのこれだけで、これほどの感動を与えてもらうなんて悪い気がする。

 朝の8時からTV JapanでNHKの特別番組「アジアが見つめた8月15日」を見た。偶然第一集は朝鮮半島に関した事で知らなかった事をかなり学んだ。8月10日の御前会議でポツダム宣言受諾決定がされたニュースを手作りの短波受信ラジオで聞いた20歳の朝鮮の青年が朝鮮独立運動家のヨ・ウンヒョンに知らせる。つまり既に15日の前に日本が降伏すると言う事は、ある程度民間人の間には知れ渡ってしまっている。朝鮮総督府としては、朝鮮半島に住む日本人達が36年に渡って虐げられてきた朝鮮人達から虐殺でもされるのではないか・・・と心を痛めた。そして政務総監の遠藤柳作が独立運動家で投獄もされていたヨ・ウンヒョンに14日の日「日本の一般人に危害を加えないで欲しい。」とお願いに行く。
彼は「白旗を今揚げる相手の心境を深く思い遣ろう。」と同胞の朝鮮人達に危害を加えないように通達をしたお陰で酷い流血惨事は免れている。2年後、彼は暗殺をされ忘れ去られてしまうが、この人の事はもっと日本人の間に知れ渡って欲しいと思う。
 それにしてもスターリンは8月の9日に日ソ不可侵条約を一方的に破って参戦。勝利者として北方領土を奪ったのだから酷いものだ。彼は対馬列島と北海道の一部をアメリカに要求したがトルーマンが断固断ったお陰で日本は他の東欧諸国みたいな悲劇を味わう事無く戦後の復興をなしえたのだから歴史とは興味深い。
明日の8時から第二集が放映されるから楽しみだ。TV Japanは毎月$25もするが、ドキュメンタリーの好きな私には、有り難い局となっている。

 毎年この季節は私の仕事も一段落して時間に余裕が出てくる。今年は韓国ドラマを見続けているせいで生活が堕落して気が緩んだしまった。明日の30日に自動車保険のお客様がいたのに、すっかり度忘れしてしまい今夜電話を頂き、驚きと恥かしさで心臓が止まる思い。
明日は大晦日の集まりのための買い物予定があり平謝り。とても良い方で怒ること無く「急いでいませんから。」と言ってくれる。肝に銘じなければ・・・。

   一日雨 
by arata-tamiko | 2005-12-30 14:02 | Comments(0)


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