成田着   11/4/05

 飛行機は殆ど定刻通り4時少々過ぎに成田到着。入国管理のゲートでは無意識に日本人の列に並び、ハット気づいて外国人専用の方に走る。国籍を最近思い切って変えたが日々の生活には全く関係ないのでアメリカパスポートで日本に戻って来たことを忘れていた。

 日本の地に一歩足を踏み入れて初めに感じた事は、何もかもが”綺麗!”だった。掃除の人、カート係りの人と皆の制服が余りにも清潔で見とれてしまう。
都心に行くリムジンバスを待つ間、行き交う人々を眺めるのはとても楽しかった。身なりの良い60歳くらいの夫婦が急いだようすで乱暴に「チョット、電話どこ?」と荷物のカート係りの人に聞いている。
中年の係りの男性から教えられると「有難う。」の一言もなく夫婦は走り去っていった。思わず私は「何て無礼な人たちでしょう。なりは立派でも心が貧しいのでしょうね。」と声をかけてしまう。
その人は「いゃ~、近頃は、あんな人は多いのですよ。ヨンさまの時なんか酷いものですよ。日本のお母さんなんか子供連れで徹夜ですからね。いくら建物に泊まれないと注意しても聞きませんからね。そしてヨンさまが降りてきた時なんか、子供は建物の外に置きっぱなしですよ。」と話してくれた。

 交通渋滞で東急ホテルに7:30に到着。粂原さんを待たせてしまった。
今夜から泊まる彼女のマンションは渋谷駅から徒歩5分。恐ろしく豪華な新築の高層建築にも驚かされたが、ロビーに働くコンシェールジの人達の制服の綺麗さと礼儀に思わず私も姿勢を正す。
エレベーターを降りドアに近づくと、粂原さんの愛犬”ポン子ちゃん”の鳴き声が聞こえる。
人懐っこい彼女(粂原さんではない)は私にじゃれつき歓迎してくれる。室内は整然と片付き、無駄なもの一つ無く、忙しい毎日の中で、よくぞこれほど整理整頓が出来るものだと感心させられた。
お風呂には何か沢山のスイッチ?がついており説明されるが私の理解力では覚えれない。トイレも然り。ボストンの古い建物に慣れている私に取っては未来の世界に来た錯覚に陥る。
 彼女の住むコンドの周りには高級スーパーと言われる紀伊国屋しかなく、そこで買った食料品で彼女は夕食を作り始めた。そして突然「これ、見て。これは”のどぐろ”と言ってね、高級魚なんだから。ほら、二千円もするのを、あなたに焼いてあげるんだからね。」とパックの値段表を私に見せる。私も負けずに「黙っていりゃこそ感謝もするのに有り難さも半減するわ。」と言い返す。
カウンターの上にあるネギトロのパックを見ると七百円の値段が見えたので「何これ?全部に値段を残して、これ見よがしに置いているんだから。」と言うと「そうよ。でないと日本の物価の高さが分らないでしょう!」と言いながら「あっ!しまった。このパックには値段表がついていないわ?」と納豆のパックを開け始めた。
 のどぐろは2,000円以上の価値ある美味しさでネギトロも堪能。

 時差ぼけもなく、その夜「持つべき友は粂原さん・・・。」と、つくづく実感しながら、ぐっすりと熟睡をした。
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   11/30/05

 今朝、東京に住むポン太より実に心温まるメールを受け取る。彼がNH州に高校留学として来ていた時にお世話をしたのが知り合うキッカケとなった。
今回の東京滞在の時にはお世話をした生徒達が集まり一席をもうけて、私へ想い出の一夜を与えてくれた。
追々書いていくつもり。

   一日雨  ジャケットなしでも過ごせる天候
by arata-tamiko | 2005-12-01 13:55 | Comments(0)


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