義理堅い日本人に心が暖かくなる  12/8/15

他の国で研究員として働く男性から「研究室ごと引越しをすることになりましたが、ボストンに知り合いは全くなく途方に暮れています。」とメールをいただいた。
Sさんとやり取りをするメールには、彼の人柄が滲み出ており、何とかお世話をしてあげたかったのだが、家賃額としては相当厳しく、Craigslistで見つけるように助言をした。

彼は探している間にも「料金を支払いますので。」と何度か私の助言を求めてきたが「気持ちだけ受け取ります。」と返事をし、知りうる知識はメールで教えた。
「どうされているのだろうか?」と案じながらも、問い合わせるのも押し付けがましい気がしていると、一ヶ月近く経ったころ、Sさんから「落ち着きました。お礼に是非食事を一緒に。」と招待のメールが入った。

礼儀の欠落した日本人も多々いる中で、彼のような義理がたい人もいるのかと心が暖かくなった。
会ったとたん私達はお互いに前々からの友人のような感情が湧き、私が選んだベトナムレストランまで話が尽きない。

来春結婚されるそうで、相手の女性のお兄様と日本で同じ研究室で公私とも仲良く気心知れた仲だったそう。
ある日「妹と会ってみないか?」と言われたそうで「よほど貴方は見込まれたのですね。大事な妹を託しても間違いない男だと。でもかなりの賭けでしたね。会ってみて、気に入らなくても断りにくいですものね。」。
「でも、この人の妹なら、、、と思いました。」

昔なら、このようなことはあったが、今時は珍しい話ではないだろうか?
このような結びつきで一緒になる二人は生涯幸せな人生を送るだろう。
私の子供より若いSさんだが、こうやって知り合い食事を一緒に出来て本当に良かった。

別れて5分もしない内に、Sさんからお礼のメールが携帯に入ってきた。

   穏やかな天候の日々
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         日本の友から、今年も自衛隊のカレンダーが送られてきた。
         もと自衛隊に勤務していたご主人の関係で応援しているようで、彼女は
         自称営業部長。         
         元陸将の柴田幹雄氏による力作絵画の数々で、毎年発行部数を伸ばして
         いるとのこと。
  

         カレンダーのご注文 mjarts565@gmail.com  
by arata-tamiko | 2015-12-08 01:06 | 諸々の出来事


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