先日行われた3,800組の集団結婚式の記事を読みながら、ある人を思った。
信者だったAさんが「もう辞めました。」と、唐突に言うので、どうしても「何が原因ですか?」と訊きたくなる。
「信者には、浮気をしてはいけないと厳しく説きながら、教祖に沢山の女性がいたからです。」
「だって、それは今更始まったことでもなし、母親の違う子供達が遺産争いで揉めているでしょう。
特に教祖の血が入っていると
”神の子”となるんでしょう。文春、新潮が書き立てていたわよ。どうして知らなかったの?」
「あの中にいると、外の世界で言っていることが嘘だと思うようになってしまうのです。」
「何に魅かれて入信したの?」
「私の場合、人生に悩みがあり滅入っていたところに誘われ、ちょっと入ってみようかな、、、と思って。」
「で、会ったこともない人と結婚するの?」
「日本だって結婚式の日、初めて顔を見たと言ったことが多かったのですから。それと同じですよ。」
「家と家とのつりあいの結びつきが、個々の人間より優先され、自己主張が許されない昔の話であって、現代の出来事に照らし合わせて同種とたとえることは間違っていますよ。その考え方自体が変ですよ。」
せっかく選んでもらっても、別れる人もいるそうだが、この人の場合は、夫婦仲良く、それだけは教祖様に感謝していると言う。
私はてっきり病気になったり、母子家庭となった場合、援助の手が差し伸べられるのかと思っていたが、寄付は義務付けられていても、援助は全くないそうだ。
「ところで、イエスキリストもガンジーも痩せているけど、あなたのところとS会の教祖は肥っているわね~。」と言うと「お金ありますからね。」と笑っていた。
春を感じる
町にある子供達の施設、ABGでは、いつも焼き菓子が提供されている。
「だれが焼くのか?」と訊くと、名の知れたベーカリーショップと提携していて
残った商品が配達されてくるのだそう。