どんなに日本食を好きなアメリカ人でも
”納豆”、”沢庵”、”梅干”のたぐいは食べられないと言われていたが、なんのその、心底好きなのか健康食と思って口にしているのか分からないが、よく売れる。
Reliableのお店の棚商品を見ている私に、年配のアメリカ人男性が韓国産蕎麦の袋を手にして「良い品か?」と訊いてきた。
「この値段で、この量。何を期待しますか?御覧なさい。殆どが小麦粉ですよ。」と原材料を指差して見せた。
すぐ後に離れた場所にある棚の品を調べていると、若い20代のアメリカ人男性が、また蕎麦を訊いてきた。
説明が終わるのを待っていたかのごとく、今度は近くにいた年配のアメリカ人女性が蕎麦つゆの質問をしてきたので、「あぁ~、あの男性は貴女の御主人だったのですね。」と言うと、いたづらっぽくウィンクをして
「He is too young for me.」には涙が出るほど笑わされた。
私は一番初めの60代の男性を意味したのに、彼女は私が二番目の若い男性を指したと思っている!
寒さに怯えて着いたお客様、13度の暖かさに唖然
郵便屋さんが”みかん”と書かれた箱を軽々と抱えてやってきた。
なんだろう?と箱を開けると、田舎の椎茸が箱一杯詰まっていた。
丈30センチほどの手縫いの着物が一緒にあり「私が始めて縫った作品です。」と
メモと手作りの衣紋掛けが添えられていた。
二年前に田舎に帰った折に友人から彼女を紹介をされた時、もう何十年前からの
友達であったような気がした。