今回の事件で世界的に有名になったWatertownには、陸運局やモールだけでなく、ボストンにある英語学校と契約をしたホストファミリーが多く、あの通り付近は何度も通っている。
蟻一匹逃がさない警戒態勢と、潜んでいそうな地域の家々を、徹底的に捜索しながらも、結局は、夕刻に煙草を吸うため庭に出てきた小父さんが発見者とは、なんともはや皮肉。
銃撃戦で傷ついた犯人が、あれほど遠くまで逃げきれるとは予測も出来なかったのだろう。
捜索は数ブロック先で止まっている。
この異常な状況の中で、ボートを覆うシートの破れと血を見たならば、震える手で
"911"へ通報をすると思えるが、この男性、わざわざ梯子をかけて中を覗いている。
それは、それは自慢のボートで大事にしていたから、心配が先に発ってしまったのだろうが、それにしても無謀な行動。
被害者達への募金だけでなく、
「穴だらけになったボートを買い換えてあげよう。」と5万ドル募金も始まっている。
あそこまで逃げおおせ、ボートの持ち主が、梯子を使った高さなのに、血を滴らせながらもボートを支える柱を登り切れたとは、たいした運動神経の持ち主。
春とは言え、朝晩は未だ暖房が必要な寒気の中、流血と激痛に死が刻々と近づいてくる恐怖と孤独に襲われていただろう。
兄の若く綺麗な妻は、裕福な外科医の父を持つ、キリスト教のアメリカ女性。
改宗し伝統的なイスラムの格好をし、洗脳された彼女は、昔の友人達との交際も止められていた。
写された室内は、足の踏み場もない乱雑さ。
弟も、この兄によって人生を狂わされてしまった。
彼らの家の近くにイスラムの寺院があり、真っ黒な衣装に目だけを出した女性を見かけると、違和感を感じるが、兄夫婦も熱心に通っていた。
MA州には、死刑制度はないが、この事件は国を脅かすテロとみなされ連邦警察の管轄となり死刑は間違いないだろうと言われている。
18歳未満の死刑は、法で禁じられているが、彼は19歳。
NYテロの犯人たちに不信感を覚えた教官が、
「飛行のみに熱心で、ランディングに全く興味を示さないアラブ系の生徒達がいる。」との通報も、FBIは重く受け止めず、今回も
ロシアからの通報がありながら、兄を白としてして見逃した、FBIの失態続きは、今後の大きな課題となるだろう。
風が冷たい
犠牲者の一人、クリストル・キャンベルへの悼惜をしめす、彼女の育った町、Medfordの市役所
これほど大きな国旗は見たことがない!
車を走らせながら見たときは、紙の旗かと、確かめに戻ってみたほど巨大だった。