五十年近く続くあるラジオ番組では、有名な司会者が日々の出来事、世情や一般人が知りえなかった昔の芸能関係のことなどを幅広く話してくれるので、なかなか面白い。
が、時折とんでもないことを事実のように言うことがある。
たとえば、昨日の
「TPP」の件。
例として、安いカリフォルニア米が関税なしで輸入された場合、日本の農家の打撃を解りやすく時間をかけて説明をしていた。
「僕がカリフォルニアのスーパーに行った時ですがね、日本米はちょっとしか店頭に出していないのですよ。お得意さんが来ると、奥からそ~っと出すんですわ。
白菊とか
国宝ローズとか言う名前で種類もないんでっせ。アメリカの米は、日本の米と違って粘りがないから美味しくないですね。」と言った後、アシスタントの女性に「Mちゃんは、留学経験があるから知っているでしょう。」と、相槌を求めた。
どうも、この若い女性は英語留学の経験があるらしく、アメリカの話題になると「英語で言ってみい。」と発音させられている。
Mちゃんと呼ばれるアシスタントも「本当に粘りがなくって美味しくないです。カリフォルニア米はパサパサしているからチャーハンには良いんですけどね~。と同意した。
いったい、この二人は何十年前のアメリカの話をしているのだろう?
ハローウィーンの時も「アメリカは誰でも銃を持っているから危ないんでっせ。」と言い、Mちゃんも「そうですね~。」。
こんな話を、公共の場で、まことしややかに言われると困ってしまう。
今回もすぐに
「今のカリフォルニア米は日本米と比べても遜色はありません。寿司ブームが品質向上に貢献をしました。」と、日系食料品店で売られているお米の種類全部をリストアップしてメールをした。
宝塚の姉は、大笑いしながら「懲りずに、また出したの?あれくらいの大御所になると、もうだれも何も注意出来ないのよ。Mちゃんだって
”違います。”とでも言おうなら、逆鱗に触れて即刻番組を降ろさせられるから合わせざるを得ないのよ。」と、まるで業界に精通したように言う。
「今日、美容院に行くから話しておくね。行くたびに
”妹さんから面白い話はありませんか?”とか
”どこかに投書はしていませんか?”と聞かれるから、店主のお兄ちゃん、喜ぶわよ。」と、姉の言葉。
穏やかな天気
このセラ君に初めて会ったのは去年の5月で、一歳六ヶ月だった。
その時に教えた90度に曲げての姿勢を忘れずに、今でも私を見ると
「90度!」と、言いながら、挨拶をしてくれる。
香りのない銀杏を持参すると、セラ君、初めてながら気に入って、舌足らずながら
「まーさん、もっと頂戴。」と、前に教えた両手を合わせたポーズをする。
この食べる仕草も愛らしく「まーさん、ありがとう。」と言いながら口にもっていく。
アイパッドで遊んではいけないと言われているセラ君、MさんのIphoneに
興味深深。
で、幼い頭で考えたのが、Mさんの指をもって、あちこちを押し始めた。
秀でた記憶力と知恵をもったセラ君。