快気祝いの昼食   11/3/12

 三十年来の友人であるGが、半年間の闘病生活から奇跡的に立ち上がり、苦難に立ち向かう不屈の精神を私達に示してくれた。

 ある日、突然両脚に痛みが走り、手足の筋肉が萎えて歩くことも、お皿を持つことすら出来なくなり手足に殴られたような大きな青痣があちこちに出てきた。
水を飲み下すことも困難となり何ヶ月にも渡って検査、検査の日々で免疫抑制の薬の種類が違ってくる。
その様子を見るたびに、だれよりも行動的だった彼女は生涯以前のような姿には戻れないのでは、、、と恐れた。
「動けなくってもお陰で頭脳に病魔は襲ってこないから、見舞ってくれる友人たちと話が出来、本も読めるのよ。何とラッキーなことでしょう。」と、一度も泣き言は言わなかった。

 固形物を飲み下すことは未だ出来ないが、今では運転も始めた彼女は友人16人に「病気で伏す私に、あなた達は、エンジェルのように幸せを運んでくれました。」と”エンゼルの集い”と名づけて昼食の招待状を送った。

   快晴
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     ドイツに出張の息子から贈られた16本のバラとエンジェルの人形。
     昼食が終わった後にGが立ち上がり「このバラはドイツに出張中の息子からです。」と
     彼のメッセージを読み上げた。
     「息子がすべきことを、代わって皆様が母のお世話をしてくださり深くお礼を申し上げます。
      感謝の気持ちとして、バラをプレゼントします。」と書かれ、小さなプラスティックの筒に水が
      入ったバラを一本づつ頂いた。
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             Belmontにある洒落たタイレストランの食事は美味しかった。
 
by arata-tamiko | 2012-11-05 00:07 | 諸々の出来事


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