女性だけの買い物日   8/27/05

 Belmontの中華で飲茶を楽しんだ後、女性4人でWrenthamに出かける。食事には浜松医大のF女医も参加したが、やりかけの仕事があると言う事で帰られる。
私が名古屋医大のT女医に「あれはきっと貴方に負けまいとする一心から一緒に来ないで研究室にもどるのよ。」と言うと「大丈夫です。彼女には初めから負けていますから。」と笑う。
 
 Wrenthamでは集合時間を打ち合わせ各人好きなお店に行く事になったが、私は靴屋以外の目的店はなく何となくT女医と一緒に歩き始める。何週間前にチカちゃんのお母様と一緒に買ったサンダルがとても履き易く、その店にまっしぐら。残念ながら同じサイズの黒がなかったが、私の足に合うものならと同じデザインの白を買った。お店の女店員達は「アラッ?先日来ましたよね?」と覚えていたが、思うにこれは私の不細工な足を忘れる事が出来なかったのか、それともチカちゃん親子の綺麗さに感動して付録で私を覚えていたのだろうか?
T女医も洒落た黒のサンダルを安く買った。それから二人で長袖Tシャツも$10で買った。
一時ボストンを訪れているO先生は気に入ったフェラガモのサイフを買ったと言うので無理やり見せてもらった。その後「私もサイフを買ったのよ。」とフェラガモの十分の一にもならない$15の財布を皆に見せた。友人のMさんは誕生日プレゼントの靴とシャツ2枚を買う。
(女3人よると”かしましい”と言うが、4人ともなれば尚更、おしゃべりに夢中になりWrenthamへの出口を3回も見過ごし何度も行ったり戻ったり。)

 もう十年以上前だったかデザイナーの君島の奥さんがフェラガモの愛好者とかでブームになっているのを週刊誌で知った。ある時、留学している生徒の母親をボストン市内のファイりーン ベースメントに連れて行った。その時店の一角にフェラガモの靴が沢山並べられているのを見て、離れた場所にいるブランド好きの母親の所に行って「大変、大変。カルガモの靴が沢山ありますよ。」と教えてあげた。

 帰途、近視のレーザー治療の話になり「アメリカで受けた人を知らない?」とT女医が聞く。
「それなら私のお客様で警察庁の方が受けたのでお話を伺ったら?」と私が言うと「でも日本までメールをして迷惑ではないかしら?」と気を遣われる。
「大丈夫よ。私から先にメールをして”このお礼として、万が一胃癌になった場合は、この女医さんが執刀をしてくれますから。”と彼に言っとくわよ。」と彼女の心配を取り除いてあげた。

 安川さんご家族、明日帰国のためにお電話をするが留守。高知で仕事をされるとの事。実に律儀なご夫婦であった。

 日差し強し

 
by arata-tamiko | 2005-08-28 23:14


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