話を聞きたいがため、記者のお客様Sさんを早速自宅に呼んで御飯を御馳走しながら、いろいろと聞き出す。
「あの人見たことある?」、「この人はどんな人?」、「綺麗?ブス?」、「頭良い?」とか。
あちらも一宿ではないが、一飯の恩義を感じているから、私に冷たくもできない。
「あの女性ってラッキョウみたいな顔をしていなかった?」と、聞くと「いや~、思ったことはありませんが、そう言われるとそうですね。いい表現です。」と爆笑する。
「あの男性って
”ゲゲゲの鬼太郎”に出てくる、ねずみおとこに似ていなかった?」と、常日頃疑問に思っていたことを現実に目にした記者に問いかける。
「知識が豊富だけでなく、本当に面白い人なんですね~。」と、褒められているのか、けなされているのか。
自分より、いろいろと知っていると言ってくれるSさんに「だったら、貴方の会社でコメンテーターとして雇ってくれない?」の申し出に、彼はまた大笑い。
「でも、余りにも本当のことを言いすぎるから、きっと編集長から
”我が社は週間新潮や週刊文春ではないのですよ。こんなに毎度毎度訴えられていたら会社が持ちません!”と即刻首になるかもね。」と、今の職業で生きていくことにした。
朝の寒いこと
生まれて一ヶ月で母親に連れられて来た時は、一日26時間泣いている音羽ちゃん
だった。
それが4ヶ月の今、ニコニコと大人しく余りの可愛さに「お父さんに似なくって良かった
わね。」と、思わず本音が出てしまった。 (M先生、ごめんなさい。)
音羽ちゃんの、おっ立ったモヒカンのような髪型に、銀行のMが「触っていいか?」と
恐々撫でた。
その感想が「庭に芝生の種を蒔いたら、ふわふわの芽が出てきたが、その手触りと
そっくりだ。」と、柔らかい髪に驚いていた。
私も言いすぎたが、Mも音羽ちゃんの髪質を芝生と一緒にするなんて、、、。