年末に受け取ったメール。
どうも引っかかるものがあり先生の大学に電話をしてみた。
三日まで休みのため緊急しか開いていないとのことで先生の強盗被害の件は確かめられなかった。
「疑問点」
1) 緊急のはずなのに、挨拶文から始まり、何故に英語で、しかも長文なのか?
(人は嘘をつく場合、相手を信用させるため嘘に嘘を重ねる傾向がある)
2) 文章の終わりに「取り急ぎ」とあり、先生のフルネームも同じように日本文字。
その上、先生の所属大学、教室名まで日本文字。
けど、大学の電話番号はない。
ならば、メール文も全て日本文字使用可のはず。
3) どうして日本の身内に助けを求めないのか?
事情を話せば、ホテルだって警察だって電話を日本にかけさせてくれる。
詐欺ではないか?と言う思いが強くなり、日本時間の朝9時に大学病院に電話をしてみると、暫くして先生本人が出てきた。
話によると
「gmail」を使っている先生の情報が先月の23日に全部盗まれ、住所録に載っている全ての人に送られたそう。
「先生は御存知だったのですか?」
「数日Googleやメールが使えなかったのですが、そのあとに僕のところにも送信されたので分りました。何せ住所録を見ることが出来ないので、皆さんに知らせようがないのです。」
「では誰かが、あのメールに返信をしたとかも分らないのですね?」
「そうなんです。」
「最後に
”取り急ぎ”とか
”大学の住所”などの日本文字は?」
「あれは僕が出すメールに書かれているので、相手はそのまま使っていますね。」
「先生の苗字の漢字が
”田”でなく
”多”だったので、自動車保険のお客様だったことを思い出したのです。それで、まるっきり実在しない人物ではないと分ったのですが、いくつも腑に落ちないことがあったものですから、詐欺ではないかと疑いだして電話をかけさせて頂きました。」
「覚えておいてくれて有難う御座いました。」
gmailやhotmailを使っている私のお客様たちにシキュリティーをしっかりさせておくように注意をしておいて下さいと助言をされた。
(なにかSSL接続とか言っていた)
日中零下3度
Hマートの、おかず売りの場所には計ったおかずを入れるコンテーナーが
置いてある。
中国や韓国系の客が多い店なので、おかずを買わずにコンテーナーのみを
勝手に持っていく人が多くお店も根を上げたのだろう。
このサインと彼らの逞しさには笑ってしまった。日本人は敵わない。