若きブータン国王   11/20/11

  若きブータン国王が日本各地でおこなったスピーチの一言、一言に感銘。
彼の心から出ている言葉であることが、ひしひしと伝わり慈愛に満ちている。
31歳で、あの落ち着きと自信は彼をより輝かせてみせる。
「偉丈夫」とは彼のためにある表現言葉の気がする。

(お二人が茶会のため突然の着物姿で出てきた時は出席者の間に驚きの声が上がったそう。)

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00212013.html

 検索してみると28歳で第五代国王となった時戴冠式の朗々たるスピーチは、全く原稿なしだったと書かれている。
その一部分が抜粋されていた。

            あらゆる面において、私が治世している間は、
            国王として、決してあなた方を統治するつもりはありません。
            私は、親としてあなた方を守り、兄弟としてあなた方を守り、
            息子としてあなた方を守るつもりです。
            私は、すべてをあなた方に与え、何も保持するつもりはありません。


 あのような小さな国でありながら、今回の東北地方地震発生の翌日に100万ドルの義捐金の寄付が国王から送られてきたほどの親日家。
国王が日本に示す敬愛の言葉の数々、聞いていて「そうなんです、昔は。でも今の日本は、、、。」と恥かしくなってくる。
 国王や国民が日本に対して好感を持つのは、1964年から夫人と共にブータンで亡くなるまで、28年間農業指導をされた西岡京治氏の力も多大にあると思う。
四代国王から、民間人に贈られる最高の爵位である「ダショー」を授かり、史上初の外国人受爵者となり、1992年に亡くなった時は国葬で見送られ、ブータンの地に眠っている。

 親日の台湾でも日本統治時代の1930年、アジア最大級の烏山頭ダムを建設し、不毛の地を台湾最大の米作地帯に変えた金沢市出身の日本人技師、八田與一氏(1886~1942年)の業績をたたえる記念公園は未だに台湾人の手で清掃され教科書にも載っているそう。

 このような偉大な日本人たちを日本の教科書にこそ載せ子供たちに教えるべきで、自虐教育はいいかげんにしないと。

   晴天 暖かい
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        今月は帰国されるお客様が多い。
        天斗(たかとちゃん 三歳五ヶ月)一家も22日の帰国前に挨拶に来て下さった。
        こうやって仲良くお付き合いしていても、数年後には必ず別れがくる。
by arata-tamiko | 2011-11-21 06:15 | 諸々の出来事


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