Netflixで世界の映画を楽しむ   1/4/11

 娘の家ではNetflixを通して見たくてたまらなかった海外の映画の数々を見ることが出来た。
ジャンルと数の多さは膨大で自分の興味分野を選び、見たい映画をクリックするとたちどころにパソコンを通して見ることができる。
娘夫婦はテレビに接続をして見ていたが好みが違うので私はもっぱらパソコンの画面で楽しんだ。

     * 月額7.99ドルで映画は見たい放題。

     * 9.99ドルは映画鑑賞は制限なし。DVDは一回につき一枚をオーダーできる。

     * 14.99ドルになると映画は制限なしで一回につき2枚のDVDのオーダー。
 

  DVDでしか見られない映画もありオンラインで頼むと、たちどころに郵送され見終われば同じ封筒に入れて送り返すだけ。
一度に沢山のDVDをリクエストできるが、一枚を返却しない限り次のDVDは送られてこない実によく出来たシステム。
 一人紹介すれば10ドルもらえるそうで、16歳の孫が意気揚々と申し込んで懇切丁寧に説明をしてくれた。 

 各映画には簡単な説明が付いているので参考にして「Your Queue」に入れておけば見たいときにリストからクリックするだけ。
既に22の海外映画のリストが出来上がってしまったが一月は忙しくTaxも終わらせないといけないので誘惑に負けないように必死。
一本でも見始めたら止まらなくなってしまうのは火を見るより明らか。

 実話を基にしたイラン映画「The Stoning of Soraya M.」は世界中の人に見て欲しい。
あるイラン系フランス人ジャーナリストが車の故障で田舎の村に立ち寄ると、用心深く近づいた一人の見知らぬ中年女性から「是非私の話を聞いて欲しい。」と招き入れられ録音するところから始まる。
 
 彼女の姪の夫は若い娘のような女性と一緒になりたいがため妻に姦通の濡れ衣をきせる。
それも村の長老の過去のある事をネタに脅しをかけ、長老はわが身の保全のため「神の思し召し」として石打ちの刑を下す。
姪は真っ白な死装束を着て体の半分を地面に埋められ、始めに彼女の父親が娘に向かって石を投げ次に夫。
彼女の額からはドクドクと血が噴出す。
そして幼い息子二人までが石を握らされ母の顔に向かって投げる。
続いて村の女達が見守る中で、男達は獣のような呻き声をあげのたうつ彼女が息絶えるまで投げ続ける。

 最後のシーンでは、録音したテープを持ち修理された車に乗って逃げるジャーナリストとそれを追いかける長老や村人達。
その間に立ちはだかった女性は体を覆っていた黒いアバヤを両手で広げスクリーンに向かって「私は姪の無実と事件の真相を全世界に知らせることが出来た!」と叫ぶ。
この力強さ!

 もう一本のトルコ映画「Bliss」も感銘する作品。
暴行され湖のそばで気を失っていた若い女性を村の実力者は「一族の恥だ!」と軍隊から戻ったばかりの息子に「都会に連れて行け。」と名誉の殺人を言い渡す。
イスタンブールに行くまでの長い旅でチャンスは何度もあったが男性は、どうしても手をくだすことが出来ない。
そのために男性も一緒に追われる身となってしまうが逃避行中に愛情が芽生えてくる。。
最後には女性は追っ手にさらわれ沿岸まで追い詰められる。
馬乗りになられた女性は水と覆いかぶさる男性によって失った記憶の中で、一緒に逃げている男の父親の名前を無意識に叫んでいる。
追っ手と格闘していた男性は殺せと命じた父親が犯人だったと知ったときの苦悩。

 中近東の映画は見ごたえがある。役者も唸るほど上手い!
キッスシーン一つないが人間の愛情の深さ、細やかな心理描写と全て伝わってくる。
しかしこの宗教の国々では目で惚れても罪になるようで、これでは私など罪深き女となってしまう。
石打ちの刑になったら、いくら身があっても足りない。
日本に生まれて良かった!と思ってしまう。

 アースマラソンで帰国した間寛平が「下ネタはイランで全然受けなかった。」との記者会見。
以前にも確か二人のお笑い?が彼の国で裸になり問題になったことがあった。
海外で何かをしようとする芸能人はもっと彼らの風俗習慣を勉強しておくべき。余りにも恥かしい。


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      結構交通量の激しい道路の上にまたがる電線に、どうやって靴をぶら下げたのだろう?
 
by arata-tamiko | 2011-01-05 01:11 | 諸々の出来事


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