巣から落ちた小鳥   7/7/05

  朝、チビといつもの道を散歩していると木立の中で、けたたましく鳥の声がする。チビも足を踏ん張らせて吠え、木々の枝を取り除きながら鳴き声の方向を探すと、未だ飛べない小鳥がバタバタと羽根を広げていた。上の方では親鳥が必死に鳴いて心配をしているようすに思わず手に取ってしまったが、どうしてあげる事も出来ない。
通りかかった男性に「いったいどうしたら良いのでしょう?」と途方にくれて聞くと「どうしてあげる事も出来ないよ。それに一旦人間の匂いがついた小鳥には絶対に親鳥は近づかないからね。それよりも野鳥は、どんなウィルスを持っているか分らないから、すぐに手を洗った方が良いよ。」と言われ急いで帰宅した。
私が抱き上げなくとも、あの小鳥は再び巣に戻れはしなかったのだが、何か後ろめたい思いが残る。

 夜、同じアパートの建物に行く用事があったので、退院した美帆ちゃんの様子を見に行く。本人はいたって元気で何語か分らない言葉でピーチクパーチクしゃべりまくっている。
入院中、Tさんの奥さんに大変お世話になったと言うので「何十年後には無料でシワ取りをしてあげないとね。」とアドバイスをしておいた。
「”肩たたき券”ではなく”「シワ取り券”をお礼に差し上げます。」と形成外科のO先生からメールで返事が届いた。Tさんの奥さんには「もっとお世話をすると回数券がもらえるわよ。」と電話をすると「嬉しいわ!」と声を弾ませていた。

 イギリスで爆弾テロがある。昔の植民地政策の結果、これだけ異人種が増えると犯人探しも容易ではないだろう。

 曇り 肌寒し
by arata-tamiko | 2005-07-08 14:17


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