強豪のアルゼンチン戦との勝利を祈っていたスヨンの一挙一動は見るに値するものだった。
新しい英語学校に手続きをして「木曜日から。」と言われ
「出来ません。サッカーが大事ですから金曜日からにして下さい。」と粘ったほどの意気込みだったのだから。
パク チソンを見て「可哀想なくらい不味い顔ね。」と言うと「韓国では一番の人気で綺麗な女優たちからもてるんだから。」に「生まれた子が、彼に似ていても韓国整形を受ければ心配ないね。」と私。
するとスヨンが
「今は"整形”が問題ではなくって、点数を入れるのが問題なのよ!」と怒る。
幼いころからサッカーに才能がある小柄なパク・チソンに栄養あるものを食べさせたく、貧しい父親は牛の屠殺場に仕事を変え野原で蛙や蛇を捕ってきては子供の彼に蛋白質を食べさせていたそう。
有名になった彼が「何を食べているか知っていたが、父親に悪くって黙っていた。」とスヨンは話しながら目がウルウル。
「それで今の彼は背が高いの?」と聞くと
「やっぱり小さい。」と、小声。
そして試合終了後は寝込んでしまった。
曇り
太極旗一つでは足りないとみえて、今回は二つを手にして応援する気合の入りよう。
熱中してくると旗を振らなくなる
韓国選手が蹴ったボールがゴール寸前で網の外を転ってしまい、唖然とするスヨン
もう一人の韓国女性のフニは食べるほうが大事。
「塩が足りない。」だの「なんで美味しくないのかな?」と独り言を言いながら
作っていると、スヨンが
「うるさい!黙って食べろ!」と怒り出した。
「 旗が小さいから駄目なのだ!」と今度は大きな太極旗を被りだした
負けたとたん、へたり込んでしまったスヨン。
そして私に「今日は一日中気分が悪いから、日本のお姉さんに電話をしてこないように
言っといて。他のことでも楽しそうな笑い声が聞こえたら、もっと気分が悪くなる。」と
言って笑わせる。